当たり前だと思う事が当たり前ではないと実感した年明けになりましたね。


今はテレビの中の悲しい出来事を胸を痛めて見る側だけど、いつ自分がテレビの中で見られる側になってもおかしくないと思う日々です。


他人事ではなく自分事、そう思うと平凡で変化のない毎日がどんなに幸せな事かと思ってしまいます。


さて、そんな年明けから1か月が過ぎ、私も無事に退職の日を迎えました。


今の職場には5年間お世話になっていましたが、認知症の方が多いデイサービスだったので、辞めると言ってもキョトンとされてしまうかなと思っていました。

(今まで辞めたスタッフの時はそうだったので)


でもね、、、


寂しいと涙される方、ありがとうと感謝の言葉を言ってくださる方、号泣して手を離してくれない方、、、


私の方がびっくりするくらい皆さんがお別れを悲しんでくださいました。


泣かないつもりだったのに皆さんの涙を見てしまうとダメでした。


私は半日勤務ですが、午後にお別れの挨拶をする時間を職場で作ってくれて、スタッフ達からは花束と色紙をいただきました。


最初で最後となりましたが皆さんが帰るのをお見送りする事もできました 😊


5年間、事故もなく大きなミスもなく過ごせて良かったです。


色々と思うところはあるものの、スタッフ全員と良好な関係を築けて気持ち良く送り出してもらえました。


めちゃくちゃ楽しかった送別会もしてもらえました。ずっと大爆笑の会でした 笑


振り返ってみて、楽しかった思い出が多かったかな。


在宅介護と仕事での介護の両立は本当に大変でした。夜になると暴れる母の対応に追われ、一睡もできないまま仕事に行く時期もありましたから。


気持ちも身体も疲れると心も荒み、介護というもの自体が嫌いになり認知症の対応なんてしたくないと思った事もありました。


でもね、仕事をしていて本当に良かったと思うんです。


介護サービスを利用できない在宅介護は、とにかく気持ちがすり減ります。

まして母のように妄想が激しく、私に対して攻撃的なタイプだと介護者の方が心が壊れるというか精神的におかしくなってしまうと思う。


自分で我慢強いと思っていましたが、24時間同じ家にいて、意味不明な妄想で罵倒され、介助が必要なのに暴言を吐かれながら拒否され、一晩中大声で喚き散らされる日々は耐えきれなかった。


ヘトヘトに疲れてしまうけど、仕事に行く事で気持ちが変わり、利用者さんやスタッフとお喋りできた事は私を保っていられた1つになりました。


今、私の中にある職場の思いは感謝ですね。


本当にありがとうと言いたいです。


さぁ、引っ越しやら新しい仕事探しやらをしないとです。


今まで頑張ったぞ、私。


これからまた、頑張れ私!