8/28(日)札幌4R ３歳未勝利〔Ｄ1,700ｍ・14頭〕11着［4人気］
まずまずのスタートから行き脚を付けて、道中は自らレースを先導して行きます。3，4コーナー中間辺りから徐々に遅れを取り出すと、直線でも抵抗することが出来ず、後方で流れ込んでいます。
青木孝文調教師「パドックでは他馬に比べるとチャカチャカした感じはあったものの、アイレとしては許容範囲内だったと思います。パドックまではこの中間の良い雰囲気を維持することが出来ていたものの、馬場入りの際にジョッキーが跨ると一気にテンションが上がってしまいました。馬場に入るまで何度か飛び跳ねてしまい、一旦ジョッキーが下りる格好となりましたが、それでも何とか無事に返し馬に入って行くことが出来ました。ただ、短期放牧を挟んだとは言え、馬が完全に競馬と勘づいてしまっていることから、前走よりもゲートの中で激しく前後に動いて、前扉に突進してしまっていました。それでも、何とか遅れずにスタートを切ることができ、外から他馬が主張してこようとしたものの、相手が番手に引いてくれたこともあり、上手く先手を取って進めることが出来ました。序盤で脚を使うことにはなってしまいましたが、砂を被ってしまうといけませんし、元気（丸山元気騎手）のあの判断は間違っていなかったと思います。ただ、4コーナーで他馬に来られると抵抗できずにズルズルと後退する格好となってしまい、上がって来た時の馬の雰囲気を見ると完全にスイッチが切れてしまっている感じで、交わされたところで馬が走るのを止めてしまっているような印象です。こちらに戻って来てからの感触は良かっただけに、ここでの勝ち上がりを期待していたものの、良い結果を残すことが出来ず申し訳ありません」
中央競馬の未勝利戦があるうちでの出走が難しい状況となり、これまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳細は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
アイレちゃんは残念ながら引退になりました。
当日は482kgとプラス体重。
そして、今回もテンションは相当高く…。
最終追い切りの時計もお世辞にも良いとは言えなかったですし、テンションを気にして追えなかったのかな…なんて思いました。
それでも偶数枠で後入れだったこともあり、きちんとスタートは出る事が出来ました。
ちょ～～～～っ！隣のお馬さんが(Ｔ▽Ｔ;)
アイレちゃんもガン見してますし、これは終わったかな…と思いましたが。
何とか二の脚もついて先頭に。
アイレちゃんが勝つにはこの形しかないですから…あとは最後まで粘れるかどうか。
でも、今回は捕まるのが早かったですね。残り600mを切った辺りでもう後退して来てしまいました。
前走でダートもある程度走れるという事は分かりましたが、流石にパサパサのダートは厳しかったか…。
ああ…厳しいなあ……。
そのまま下がって行ってしまって、最終的には11着でのゴールになりました。
1がひとつ多かったけど、頑張ってちゃんとゴールしてくれてありがとう。
アイレちゃんに関しては、非常に大きなターニングポイントが3つあったと思っています。
ひとつめは、2戦目出走という事でトレセンに戻って来る直前に捻挫をして、更に輸送して来た馬運車の中で釘を踏んでしまった事で炎症が広がり球節炎を発症して、レースを使えず天栄にとんぼ返りしてしまったこと。
ふたつめは、復帰戦になる2戦目で最後に躱されて勝てなかったこと。
みっつめは、3戦目に初左回りの新潟を選択したことで、戸惑って全く競馬にならず、5月末という大事な時期に優先出走権を失ってしまった事。
もし、順調に12月に使えていたら。
実際に走った2戦目で逃げ切って勝てていたら。
新潟では無く、最初から北海道に連れて行っていたら…。
勝ち上がるだけの力はあったと思いますが、やはり、チャンスをこれだけ逃してしまえば幸運の女神からはそっぽを向かれてしまいますね。
あと、ちょうど今GCで放送されている水曜馬スペ！で、哲三元Jが、この母系の馬の事を
(数頭乗っているけれど)待機所からゲートに行く距離が長いと、歩いている間にテンションが高くなって歩様のリズムが悪くなる事があった…という趣旨の事を仰られていて…。
アイレちゃんが一番勝ちに近かったレースって、待機所がゲートの真後ろの中山1600mだったんですよね。
そんな所にも母系の特徴って出るのか…と思いました。
今後は繁殖牝馬になるとの事。
ジオグリフと近親。しかも同父という事になりましたので、繁殖価値は高いでしょう。
もう少し走る姿を見ていたかったですが…次の道が用意されているという事であれば有難い事です。
青木先生も、馬場入り前に跳ねているアイレちゃんに激突されて転倒した動画がTwitterに上がっていて心配しましたが、そこまで大事無かったようで良かったです…。
怖がりのおてんば娘の面倒を今まで見てくれてありがとうございました。
アイレちゃん、今まで本当にありがとう。
良いお母さんになってくれる事を祈ります。