7月20日サンケイスポーツに「なでしこ緊急調査!ライバル南アに男疑惑FW」という見出しの記事が載った。
この選手はNoko Matlou選手。代表通算74試合で、55ゴールを決めて、エチオピアとの代表決定戦ではハットトリックを決めて前方宙返りを見せたとのことだ。
この記事では、日本は危機感をつのらせて映像を探しているというが、youtubeにあがっていてハットトリックの前方宙返りまで誰でも見ることができる。
Matlouの男性疑惑は前回北京オリンピック予選のときに、対戦相手国のガーナが性別チェックを求めて騒動になったと書かれているが、確かに速く、バランスを崩しながらもゴールを決めているのはすごい身体能力である。
もう一人男性疑惑のあった赤道ギニアのAnonmaは、今ブンデスリーガで優勝jした大儀見選手の居るPotsdamで得点王である。性別チェックはマネージャーがシャワー室で確認したそうだ。
南ア女子代表の愛称はBanyana Banyanaといい「女の子たち」という意味だそうだ。
オリンピック準備は早くからしており、今年キプロスカップに参加して、成績は以下の通り
北朝鮮戦1-2で負け ニュージーランド戦0-0ドロー 北アイルランド戦2-0勝ち スコットランド戦0-2負け
直近の試合では、英国代表と戦って1-3で敗北。怖れる必要はないだろうが、やはりフィジカル負けをする日本はきちんと対策をとっておくべきだろう。
もう1つのアフリカ代表チーム、カメルーン代表には面白い選手がいる。
Nicole Banecki選手。1988年ベルリン生まれU-15からドイツ代表としてプレイしてきているが、ドイツがオリンピックに出場できないので、カメルーンから出場したのだろう。
ドイツは2000年から国籍法改正により、ドイツで生まれた者はドイツ国籍がとれるようになった。多分二重国籍なのだろう。アルガルベカップ決勝でなでしこからハットトリックを達成したOkoyino da Mbabiもカメルーン系ドイツ人。
男子ではケビン・ボアティングが、ワールドカップではガーナ代表として出場して、EURO2012ではドイツ代表として出場している。便利だね。
彼女はドイツ杯で優勝したBayern女子のメンバーで、次期安藤選手の居る?Duisburgに移籍が決定している。
いろいろ批判もあるが、ヨーロッパ代表は、男子も女子もアフリカ系は欠かせなくなってしまった。
ヨーロッパは身勝手なもので、景気のいいときに移民をどんどん呼び寄せたが、そこで家庭をつくり、子供ができ、コミュニティができてくれば、途端に文化問題だの統合問題だの、そして現在のように景気が悪くなると失業と社会保障の削減で犠牲になるのがそうした移民たちである。
アフリカは内戦もすべて解決したとはいえず、人口増で飢餓が増して毎日、不法移民がヨーロッパを目指して危険を承知で船で渡ってきている。
スペインでサッカー選手になれる、と言われて金を騙し取られる被害も多く、現地でNGOも出来ているそうだ。
オリンピックへの出場は祖国の希望だけでなく、ヨーロッパで活躍したいという希望もあるだろう。がんばれ。
エンディングは南アフリカワールドカップオフィシャルテーマソング『Wavin' Flag 』日本語字幕付
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