スペイン女性のイメージってどんなだろう
やっぱ最初に思い浮かぶのがフラメンコだよね バラの花口にくわえて
わたしの名前は カルメンです
ああもちろんあだ名に決まってます
バラの花口にして 踊っている
イメージがあるというのです
ラララ カルメーン
実際『カルメン』はフランス人がつくった小説でオペラだけどね
だけど例えばゴヤの『マハ』なんか見るととってもエロくってそんなイメージ(来日中)
裸のマハはこちら
この2つのマハはスペインのアルバ公爵が昼は着衣、夜は裸観て楽しんでいたらしい男ってやつぁ東西、過去現在、貴賎に変わらずそんなもんってことか
しかしアルバ公爵が失脚して家宅搜索されてこの裸のマハが見つかり、ゴヤは裸体を描いた罪でスペイン宗教裁判にかけられた
さて、スペインードイツ戦 リアルスペイン女性はどうなのか
3000人の観衆の中Saque incial(スペイン語でキックオフ)
開始早々は互角。中盤でのボールの奪い合い。
しかし前半5分すぎぐらい、ドイツDFから前線へロングハイボールが通ってPoppがシュートに持ちこんだときから勝負が一方的になっていく。フィジカル差を見せつけられてスペインが消極的になり、ラインが下がっていく。下がったラインからボールを持ち出そうとするが、大きいドイツ選手に止められてパスを出そうとするところをカットされてまたドイツに持ち込まれるという展開になり、ドイツのシュートラッシュ。
7分にBehringerのシュート14分にまたBehringerのミドル16分にLaudehrのシュートそして26分Poppがファールを受けて、PKエリア少し前からBehringerがFK、それをPopp得意のダイブヘッドだが惜しくもDFにあたりコーナーへ。スペイン選手がゴール前に下がりすぎて、ゴール前までフィジカル差のあるドイツ選手に押し寄せられる。はたしてBehringerのCKのこぼれ球をGoesslingに決められドイツゴール
かさにかかって攻めるドイツ、次はヘッドを2つつないでゴール、これはその前にLaudehrのファールがあったらしくゴールならず。しかしすぐBajramajがドリブルで右サイドゴール横深くまで持ち込んでマイナスのパス、これをスペインがオウンゴール
38分にもBehringerのCKからLaudehrがシュート。なんと前半スペインは1本のシュートも打てないというワンサイドゲームで終了。このときにはこのまま一方的に試合が終るかに見えた。ドイツ2-0で後半へ
後半開始後もドイツの攻勢が続く。49分Poppがシュート、51分Bajramajがシュートして右ポスト。そして51分PKエリア内に持ち込んだBehringerからOdebrechtがもつれるもOdebrechtにファール。Odebrechtはレフェリーに抗議してイエローカードを受け、これが試合の転換点となった。さらにドイツは後半CBのBartusiakをKrahnに交代していた。多分Bartusiakが若干負傷していたからだと思うが、この交代が影響があったのかどうか?
55分にBehringer、56分にSchmidtがファールとなり、得点差も相まってドイツが接触プレーをしないようになり、スペインのドリブルが走るようになっていく。そして57分、SoniaのシュートからCKをもらい、ショートコーナーを受けたVerónica Boqueteがパスと見せかけて体を反転させてシュートしてゴールこれは美しいゴールだった 2-1。
すぐさまドイツも反撃、59分Bajramajのサイド突破からOkoyino Da Mbabi がパスを受けてゴールするもオフサイドの判定Neid監督が抗議するも認められず。スロービデオでアナウンサーが「オフサイドじゃないね」と簡単に言うこれが第2の転換点。
1点差になっておおいにもりあがるスタンドとスペイン選手ゴールが認められず盛り下がるドイツうろたえる審判この流れを受けさらにドイツが攻めるも、ドイツの攻めが荒くなり、スペイン選手も息を吹き返しセーブ。
さらに盛り上がるスタンド、スペイン選手が倒れれば大ブーイング、ドイツ選手が倒れても(わざとだろうと)大ブーイング、いやあスペインらしくなってきたいっそううろたえる審判(男性審判ならこんなになるかなって思った)。62分から66分の4分間で5つのファールうち2枚のイエローカード(スペイン1 ドイツ1)もはや試合を支配しているのはスペインのスタンド
そのせいかどうかはわからないが69分Bajramajが、前半のゴールと同じように右サイドを完全に崩して、マイナスのパスをOkoyino Da Mbabi に送った誰もいない完全な決定機を、なぜか吹かして宇宙開発してしまう80分Okoyino Da Mbabi 交代でMüllerが入る。
勢いに乗るスペインベンチは積極的な手に出る、85分にBorja が入り Corredera と交代、89分にWilly が入り、Sonia と交代、アディショナルタイムは4分
90分またまたドイツのファールでFKを与え、Marta Torrejónが蹴ったボールをVerónica BoqueteがシュートしてAngererが跳ね返したボールを91分Willy がゴール2-2そして程なくゲームセット
スペイン選手とスタンドは大もりあがりドイツ選手とベンチは大もりさがりEURO2013、第2グループの前期天王山はドローという面白い結果となりました。
ドイツ代表Neid監督
「強敵ってことがわかったわ。前半はコントロールして2点入れたけど、後半はグッドチャンスがあったけど不運にも活かすことができなかった。勝てなかったのがとても恥ずかしい。だけど、最強の敵から得点できたことで、すべてのオプションはわたしたちが握ってるわ」
Bajramajさん
「ゲームを手の内から逃がしてしまった。わたし達はチャンスを十分活かすことができなかったけど、スペインは2回のチャンスで2点入れた。わたし達はホームでポイントをあげることができるから・・・大丈夫」
Krahnさん
「ミスから学ばなきゃならないわね。だけどスペインは次はドイツに来る。まだ何もかもこちらが握ってるわ」
スペインメディアはこの試合を「歴史的な引き分け」と報じているが、スペイン選手のインタビューは残念ながら拾えなかった。
前半まったく踊れないかに見えたスペイン女子も、スタンドの歓声につれて情熱的な踊りを見せてくれた これぞスペイン オ、レ
今日のエンディングはオペラ「カルメン」よりハバネラ
動画はいろいろあるが「一番エロいのを頼む」ということで
まだまだ未熟だが先が楽しみなスペイン女子、もしかすると、男子と同じくヨーロッパで、世界の舞台で踊れる日が来るかもしれない。きっと来るだろう それがあってこそヨーロッパフットボールだ。
昨日の試合結果
ウクライナーベルラーシ 0-1
スイスーカザフスタン 8-1
オランダークロアチア 2-0
スペインードイツ 2-2
今週の予定
女子Bundesliga第10節 11月27日(日)
Tubine Potsdam-FCR2001 Duisbrug 現地14:00 日本22:00~DFBLive
※いつもたくさんのかたにおいでいただきありがとうございます。
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