特殊講義「マインドフルネス」終了 瞑想歴を振り返って | 立命館大学ビジネススクール教授 高橋慶治のブログ

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立命館大学ビジネススクール教授、合同会社人間開発研究所代表社員、元臨床心理士、元JOC強化スタッフ(メンタルトレーニング、コーチング)の高橋慶治が、マインドフルネス、メンタルタフネス、ストレスマネジメント、コミュニケーション&人間関係など色々書いています。

久しぶりになりますが、夏休みになり時間ができましたのでブログ再開です。

 

二学期(経営大学院は四学期制)に、おそらく日本の大学で初めて「マインドフルネス」という名称の講義を行い無事終了しました。

 

受講生も多く42名の参加で、大学院の授業で私の担当した状業の中で最大でした。

 

私の瞑想歴ですが、18歳の受験生の時、将来の進路やなんやらの不安で不眠症になった時に、手にした一冊の本がスタートでした。

 

何分昔なので本の題名もうろ覚えですが(宗教心理学研究所の本山博先生の著書だったかも)、その本に瞑想をすると心が落ち着き不眠にも効果があると書いてあったように思います。

 

本の指示に従い、見よう見まねで瞑想を行ったところ、一か月くらい続いた不眠がその日から解消されてしまったのです。

 

その体験と高校三年くらいから心理学と仏教に興味を持ち、仏教や心理学の本を読んで、大学では瞑想などを研究したいと考えていました。

 

その頃はインターネットなどありませんでしたので、図書館で大学案内などを調べたりして、駒澤大学に秋重義治先生により禅心理学なる講義があり脳波や心理生理学的研究をしてることを知り、駒澤大学に進学を決めたのです。

 

その後の、瞑想関連の歴史は

 

・18歳で見よう見まねで瞑想を始める

 

・宗教心理学研究所IARPにて瞑想ヨーガを学ぶ 

 

・駒澤大学社会学科心理学専攻 座禅と自律訓練法を学ぶ

 

・卒論「ヨーガの心理学的研究」 

 

・真言宗の阿字観瞑想を学ぶ

 

 ・駒澤大学大学院修士課程心理学専攻 修士論文 「瞑想とバイオフィードバックの心理学的研究」 

 

・ダイナミックメディテーション「シルバメソッド」を学ぶ

 

・脳力開発研究所のSelf Regulation Proguramを学ぶ

 

・ダイナミックメディテーション「シルバメソッド」の講師

 

・紅卍会にて道教的瞑想法を学ぶ 

 

・人間総合科学大学大学院修士課程   修士論文「東洋の修行法の研究」 

 

・天台寺門宗にて得度、羽田守快師より「無我相禅」を学ぶ 

 

・弁証法的行動療法のマインドフルネスを学ぶ

 

・SYIを学ぶ

 

 ・David Nichternよりチベット仏教の瞑想を学ぶ

 

と瞑想の実践と研究を40年近く行ってきたのでした。

したがって今回の特殊講義「マインドフルネス」は、ある意味これまでの実践と研究の集大成のようで、非常に思い入れが強い授業でした。