メジャーリーガーが学んだメンタルテクニック | 立命館大学ビジネススクール教授 高橋慶治のブログ

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立命館大学ビジネススクール教授、合同会社人間開発研究所代表社員、元臨床心理士、元JOC強化スタッフ(メンタルトレーニング、コーチング)の高橋慶治が、マインドフルネス、メンタルタフネス、ストレスマネジメント、コミュニケーション&人間関係など色々書いています。

先日、某大手メーカーのメンタルタフネス研修に出かける前、テレビをつけていると、ある選手がメジャーリーグで活躍している姿が放映されていました。また、その翌週、今度はあるオリンピック金メダリストの成功秘話のような特集をしていました。


彼らはかつて私がメンタルタフネスとかメンタルトレーニングと言われる考えやスキルを教えた数多くの選手の中の二人でした。過去に私が教え伝えた事が彼らの活躍に貢献しているのかもと、嬉しく感じました。


 

その野球選手との出会いは、以前メンタルタフネスやコーチングなどで指導していたことがあるJリーグのトレーナ-からの紹介でした。名前を聞くと、某球団のエース投手でした。


 

そして、その選手のメンタル指導を引き受けました。彼に会って話しを聞いてみると実際にスランプのようで結果としての数字も悪く、精神的にもまいっているようでした。



優秀で真面目、努力家な人ほど弱音を吐かないし、人に相談したり頼ることが下手なので、まずは、心から彼の悩みや問題を聴き、いくつかの簡単な方法(だけども彼には効果的だと考えたテクニック)を指導し、試合前は電話でNLPのテクニックを応用したイメージコントロールを10分ほど行なったりしました。



そして、指導を引き受けた私自身も驚くほど彼の調子は良くなり、指導以降、連勝で、個人記録を達成しました。


 

本来、実力がある選手なのですがメンタルブロック(心の中の障害物、壁)が、その実力発揮を邪魔していたのです。したがって、そのメンタルブロックが無くなれば本来の実力を発揮し結果に結びついたのでしょう。



そして、彼は現在、夢であったメジャーリーガーになって活躍しています。


 

彼をはじめ、これまで多くの成果を出した選手に指導した内容、また彼ら彼女らから逆に学んだことを紹介したいと思います。



このブログで伝えたいことは山ほどあるのですが、まずスポーツ選手のメンタル面の調査研究で分かったことから始めようかと思います。

 


スポーツ選手だけでなく、ビジネスをはじめ人生上の願望や目標を実現してより良い人生を実現するために役立つものだと思います。