今月のAIPPIを読んでいたら、世界で一番審査が早い韓国についての記載がありました。


その記事は、次のような内容になっていました。

(現在、その記事を持っていないので、記憶で書いています。少し間違っているかもしれません)


・韓国の審査期間が平均8.9か月と非常に速い。

・しかし、登録特許が多くなったので、出願人が登録費用の負担が増え、困っている。

・そこで、韓国特許庁は、「審査猶予期間」の申請ができる制度を昨年10月に制定した。

・出願人は、審査請求から3か月以内に、審査期間を、「出願から1.5年から5年」の範囲で申請ができる。

・韓国特許庁は、申請範囲の3か月以内に審査を終える。


つまり、審査期間は、あまり早いのも問題があるというケースが初めて出たということです。


日本では、考えられない事です(早期審査や超早期審査は別ですが)。


しかし、「適正な審査期間は何か月?」と考えると、適切な回答は得にくいなと、改めて思った次第です。


先程、パテントマップガイダンス(PMGS)を見ていたら、Fタームの表示が変わりました。


例えば、4H006は、このようになっています。

色が見やすくなり、かつ、右側に、FIの適用範囲が入りました。

とても見やすいです。


ご参考下さい。


4H006 有機低分子化合物及びその製造 有機化学
C07B31/00-61/00@Z;61/02-63/04;C07C1/00-409/44

観点
Fターム
FI適用範囲
AA AA00
AA01 AA02 AA03 AA04 AA05




C07B31/00-61/00@Z;61/02-63/04;C07C1/00-409/44
発明の種類
・物質 ・製造方法(←分離,精製,安定化) ・用途 ・装置 ・その他(←移送,貯蔵,分解)




AB AB00
AB01 AB02 AB03 AB04 AB05 AB06


AB10 C07C1/00-409/44
用途
・農薬(←肥料) ・・殺虫剤,殺鼠剤 ・・殺菌剤,防黴剤 ・・除草剤 ・・有害生物忌避剤,誘引剤 ・・植物生長調節剤


・食品,飼料材料(←飼料添加剤)


AB12
AB14




AB20


・化粧品,シャンプ-
・香料及びその応用




・医薬(←診断薬,抗アレルギ-剤)

AB21 AB22 AB23 AB24 AB25 AB26 AB27 AB28 AB29

・・中枢神経系に作用する医薬(←鎮静剤,解熱剤,鎮痛剤) ・・抗炎症剤 ・・循環器官に作用する医薬(←血管拡張剤,血圧降下剤,抗動脈硬化症剤) ・・造血器官,血液,体液に作用する医薬(←抗血液凝固剤、止血剤) ・・呼吸器官に作用する医薬(←抗喘息剤,鎮咳剤) ・・消化器官に作用する医薬(←抗潰瘍剤) ・・代謝系に作用する医薬(←ビタミン様剤,脂質低下剤,血糖低下剤) ・・抗腫瘍剤(←制癌剤) ・・抗菌剤、抗ウイルス剤










AB40










・触媒,反応助剤(←反応開始剤)


AB42
AB44
AB46
AB48 AB49 AB50


・爆薬,火薬,推進薬
・燃料
・高分子単量体
・高分子添加剤 ・・硬化剤 ・・可塑剤

AB51







AB60

・・劣化防止剤







・潤滑剤(←作動流体)

AB61

AB64
AB66
AB68
AB70

・・添加剤

・液晶及びその応用
・帯電防止剤
・界面活性剤(←起泡剤,消泡剤,乳化剤,可溶化剤,分散剤,湿潤剤,凝集剤,撥水剤,撥油剤)
・洗浄剤

2008年検索競技大会フィードバックセミナーに参加しました。大阪会場です。


セミナーと、いろいろと質問したことから、次回の検索競技大会に高得点を取るための方策を考えました。


秘策なので具体策は言えませんが、通常の先行技術調査の方法では、時間が全く足りません。


検索競技大会用の方法で、次回は参加しようと思います。


問題は、第一回の優勝者(スマートワークスの酒井氏)が、次回は参加する可能性があるということです。


とにかく、70点以上と言わずに、100点を目指して、次回の検索競技大会は臨みたい。

そのための準備を進めたいと思います。