エギングにおいて、釣れる人と釣れない人の違いはなんだろうか。

 

わたしはかれこれ20年近くエギングを趣味としてきて、それなりに経験を積んできた。

 

一人での釣行はひたすら磯だが、知人との釣行では、漁港にも釣りに行く。ここ10年の年間釣行回数は他魚種も含めると300日に及ぶ。

 

そんななかでさまざまな釣り人にあってきたが、イカをよく釣る人にはいくつかの共通点がある。

 

ひとつはアタリを感知する能力の高さである。

 

イカをよく釣る人はとにかくよくアタリを察知するのだ。

 

初心者の人も、エギを投げてしゃくっていれば、それなりにあたりはある。

 

ではなぜ、初心者の人は釣れる杯数がいちじるしく少ないのか、それは、アタリに気付けていないからだ、

 

イカのアタリは繊細でとても分かりづらい、

 

それこそが初心者がエギングを難しいと感じる原因であり、同時にエギングが最高に楽しい要因である。

 

では、エギングでイカのアタリに気付くにはどうしたらいいのか、

 

それは至ってシンプルである。糸だ。糸を見るのだ。それ以上でもそれ以下でもない。

 

読者の皆様は膝から崩れ落ちただろうか、「そんなこと今更何もったいぶっていっとんねん」とPCにつばを吐きつけただろうかだが、実際にそうなのだ。

 

これを読んでいる初心者の方は今一度自分の胸に手を当てて自問してみて欲しい、

 

自分は本当に釣りをする際に糸を見ていたのか、

 

エギングとはPEライン観察日記であり、エギングとは瞑想である。 

 

自分の煩悩を捨て、日々のストレスを忘れ、ただただラインに全集中するのだ、

 

そうすると、おのずと自分のエギングのスタイルが確立されるはずである。

 

では、ロッドの持ち方はどうだろうか。今の持ち方で、はたして糸に全集中できるだろうか。

 

その足場の高さ、かぜの強さ、うねりの入り方、その状況にアジャストした持ち方ができているだろうか。

 

竿の向きは、竿の角度は?今の状況に100パーセントアジャスト出来ているだろうか。

 

その中でも私が、初心者諸君に、今一度見直してみて欲しいのが竿先の高さである。

 

仮に無風で、足場が1.5メートルの高さだったとする。その際、竿先の高さはどのくらいの位置だろうか。

 

私が見てきた初心者の方は、ほぼほぼロッドを極端に下に向け、ラインを海面に張り付けるように構えているのだ。 

 

はたして、その位置が一番ラインの観察がしやすいだろうか、

 

ここで考えてもらいたいのが、ラインのどの部分が一番エギの変化を、イカの信号を明確にアングラーに伝えてくれるだろうか、

それは、間違いなく竿先から海面までの、ラインが空中でフリーになっている部分だ。

 

では、ロッドを下に向けて、竿先が低い位置にあったらどうだろうか。

ロッドから海面までのイカちゃんセンサーであるフリー部分のラインが少なすぎはしないか。

 

ためしに今度釣りにいったとき、ロッドをエギの方に向けて水平まで起こしてみて欲しい。そのロッドポジションで一日釣りをしてみるのだ。

 

すると、ラインのフリー部分が大幅に長くなり、今まで見落としていた、イカパンチなども明確に出るはずである。