USハードコアの雄ISISの最高傑作と呼ばれるアルバム。航空写真の紙ジャケが印象的。





初期は重たくヘビーだが、どこか知的な印象を与えていたが、この作品からさらにスケールアップ、演奏の美しさも増し、「音の粒子が見える」と形容されるに到った。








暴力と救済が複雑に絡み合ったそのサウンドは圧倒的なスケールの大きさを感じさせる。だが、アルバムのタイトルである「Panopticon」、和訳すると「環状囚人監視所」である。アルバムのアートワークを踏まえて考えるとそこには世界を包む絶対的包括者の存在を示唆していると考えられる。
(環状囚人監視所では一人の監視員を中心として監獄が円を描いて配置されている。)








がっつり来るハードコアサウンドと美しい展開、メロディには十分な聞きごたえがある。
マーズ・ヴォルタの2nd。

プログレッシブロックに一応分類されるが、その曲風はまさにカオス、混沌である。





全12曲中4曲、5曲の組曲がある。ライブでも1曲が長い事で有名であり、50分を越える曲を演奏した事もある。







3拍子の「サルサ」と呼ばれる速い独特なリズムを基調に、即興的なサウンドとエモーショナルな歌声が印象的。








1作目は友人の死について語ったコンセプトアルバムであったが、この作品では決まったコンセプトを明言している訳ではない。だが、一曲目のイントロとラストの曲のイントロが同じであることから、何らかのコンセプトを持ったアルバムである事は間違いないと思われる。僕は友人の死という、ある意味では狭い視野から、人間全て、果ては世界全体を直観的に見ようとした作品なのではないかと思っている。ただこの作品は従来のプログレのような作者の理性的な意図を伴っていない部分が多い。従って聴き手の判断に委ねられるところが大きい。




まあとにかく聴いて感じてみるべきだと思う。
マッシブ・アタックの名盤。




「踊れないダンス・チューン」と呼ばれる、トリッピーで中毒性のある楽曲が魅力。ビョーク等と親交がある。他バンドのミックス等も手掛けたりする。








けだるい気分の時に聴くと癒される。ダウナー・ナンバーばかりだが、盛り上がりではカッコイイギターもきけたりする。Tear Drop 等、美メロ重視の曲も味があっていい。








しかし何と言ってもこのアルバムに、いやマッシブアタックというバンドに一貫して見られるのはやはり「トリップ感」である、ズブズブと音の世界に沈んでゆく感覚を、ゆったりと、味わって欲しい。