お稽古終わりのゲーム。


苦戦しながらやっていた子が、お友だちがやっているのを見て、
『あ、そうか!2列ずつやればいいんや!』となにやらひらめいた様子。


素晴らしい【気づき】です!

1つ1つのパーツをくるくる回しながら形を合わせる。

全体ばかりを見ると難しく感じますが、見本の1つ1つ細かいところにまで目を向けられるようになると、さくさく解けるようになります。

空間認識力が鍛えられますね👍

算数みたい😂(注・習字教室です。)

【あ】というお手本を見て、

『【あ】ね!』と全体を見てパパっと書く子、

『【あ】の1画目はここからここまで』と書く子、

『【あ】の1画目はこの長さで、この向き、この太さ、だから墨はこのくらいつけて、始筆は…』と細かいところまで見て書く子、

お習字を始めてからのキャリアの長さにもよりますが、1つの文字を書くだけでもお手本の捉え方は様々です。

いい作品に仕上げるために細部に気を配り何枚も書き込むのも大事ですが、その前に、

習い始めの時期は【どこをどのように見るか】を大切にしたいので、発達・成長ピラミッドの1つ下の段階のトレーニングをすることもあります。

成長のスピードはさまざまなので、苦手そうだなと思ったところは、ゆっくりしっかりと土台作り。
(お習字を通して躓きを見つけるのも私の仕事。プロではないのであくまでお習字の先生としてですが。)

漢字学習や板書などの学校での学習シーンも、学年が上がるにつれて書く文字も難しくなり、スピードも求められるようになります。

【書くこと】が苦手にならないよう、幼児もしくは低学年の頃から、ピラミッドの土台の部分をしっかり鍛えていきます。


 年長さんの硬筆のお稽古のあとは、【文字数が多い方が勝ち!しりとり対決】。


 お手本を見ながら【よく見て書くお稽古】(インプット)も大事ですが、

 おぼえたひらがなを【どんどん使うお稽古】(アウトプット)も大事。


 対決するのは、【チーム令和】vs【昭和ひとり】。 


【チーム令和】➜年長さん(令和の幼稚園児)withささやき応援団(平成&令和の幼稚園児)


【昭和ひとり】➜大賀(昭和の幼稚園児)


 写真は前回のしりとり対決なんですが、写真を撮りそびれた今週は白熱。 


お互い譲らぬ「何それ?」の連続。 


【昭和ひとり】のターンは、【み】がつく長い単語… 

「ミキプルー…(ン)」 

「みよし不動さ…(ん)」(ローカルCMでおなじみ)


ささやき応援団のみなさんが『みりん!』『みかん!』『みしん!』。 


「…やめい!😫💦」(by大賀)


 かたや【チーム令和】はカタカナ単語多用。

【昭和ひとり】が「何それ」と問うと、『ポケモンよ!!』


 審議が絶えない勝負でした🤣 


【昭和ひとり】は2戦2敗。

塾や試験で忙しい中学生。

習字の方も、この夏は目が回るほど多くの課題を書きました。


公募展に向けては自宅に道具を持ち帰り、最後は夜遅くまで書き込んだそう。


小さな頃からなにごとにも前向きで一生懸命。

『やってみたい』という気持ちをどんどん伝えてくれます。


今回は半切(縦135センチの長い紙)にもチャレンジしました!



台風の休講などでお稽古が減り、試験も重なり、めちゃくちゃ大変だったと思います。


でも、最後までやり切りました。


受験に向けて今月でお習字は卒業です。


入会当初、目をキラキラさせながら『せんせ〜✨』と見上げて話しかけてくれていた彼女、


だいぶ前から私の方が見上げるようになるほど身長も伸び、『先生、』と敬語で話すようになり、、、って、思い出が蘇ってきます。


9年間、本当によくがんばりました!

これからも応援しています😊