友人のキックボクシングの試合に行ってきた。


試合前に、わざわざ俺の席まで来て、

「体調いいっすよ!倒します!」

と言いに来てくれた。


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試合は、惜しい場面もあったが、結果としては3つダウンをもらっての判定負け。

1つ目のダウンでダメージがあったように見え、2つ目のダウンは前かがみに倒れたので、かなり危険を感じたが、立ち上がり、気力で5ラウンドを戦い抜いた。

負けはしたが、最後まであきらめず、気迫が感じられたいい試合だった。



試合後、選手の奥さんから聞いた話。

実は。
試合直前に、ウィルス性(?)の病気でふくらはぎが腫れ上がって、医者に運動を止められていていたんですが、あと5~6kg落とさなきゃいけないので、薬飲みながら、無理して走って減量してたそうです。

一週間前には熱が38度以上出たり、練習も満足に出来ない状態。

正直、試合ができるかできないかの状態だったそう。


しかし、この試合にかけてたモノは大きかったようで、かなり気合いは入ってたと。

かなり苦しみながら、なんとかギリギリ体重を落として、当日を迎えたそうです。



最後、すごく悔しそうな表情で「すみません」と。

しかし彼から、病気のことなど「言い訳」の言葉は一言もありませんでした。




昔、あるトップアスリートが、
「プロとは何か?」の問いに、

「(どんな悪い環境であっても)言い訳をしないことです」

と答えていた。


かなり心に響きましたね。

それは、スタジオレッスンでも同じ。

スタジオのデッキやインカムマイクが壊れてたりとか、自分のコンディションが最悪だったり…。

その他諸々の影響により、

「今日のレッスン、上手くいかなかったな」

なんて思うこともあった。

まだ、自分はアマチュアだな。



プロとは…。


言い訳をしないこと。



試合お疲れ様。
ゆっくり休んでください。


長OK