囀る声が 途絶えた日

見えない心の糸も千切れて

穏やかな時間だけが流れ

「さようなら」が色褪せてゆく


寂しかった。

苦しかった。

切なかった。

何かで埋めようとした

日々 近くにある優しさが

自分へと伸びてる事にも気づかず


季節が移ろうたびに

たとえ、どれだけ

離れていようとも

届かぬ想いだけは底にあった


心地良い声が 途絶えた日

見えない心の距離も遥か…

穏やかな休日に孤独は唄い

「さようなら」が響いてる


繋ぎたかった。

話したかった。

埋めたかった。

欠けた気持ちに合う温もりを

毎日の決まり事を繰り返す

自分の不自由さに気付かされた


季節が変わるたびに

たとえ、どれだけ

離れていようとも

伝えてなかった想いが此処にあった


ずっと聞いていたいと思った声が

途切れた日


見えない心の 見えない場所に

佇む後ろ姿を


静かな時間だけが見守って

「さようなら」は 彩られてゆく