啓projectです。
今日は、
「ワニのパラドックス」のお話。

(いらすとや)
この話は、「不思議の国のアリス」の作者、
ルイス・キャロルが創作したと言われています。
今回もWikiを参考に参考させてもらいましたw
次のようなお話。
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ナイル川で、ワニが子どもを人質に取り、
その母親にこう言います。
ワニ「自分がこれから何をするかを言い当てたら、
この子どもは食べないが、間違ったら食べる」
と。
それに対して、母親はこう答えます。
母「あなたはこの子を食べるでしょう」
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そうすると、どうなると思いますか?
ワニが子どもを食べようとした場合、
母親が言い当てたので食べることができません。
ワニが別のことをしようした場合、
母親の言ったことは外れたことになるので、
この子どもを食べようとします。
しかし、食べるとこの母親が言ったことが
結果的に当たってしまうことになるので
食べられない。
矛盾が生じるわけです。
結果、どちらにしても食べられなくなり
子どもを救うことができます。
こういう話は国語っぽいですけど、
論理を問う数学の分野に含まれます。
おもしろいですよねー!
この話の派生系もたくさんあります。
「古畑任三郎」の中でも出てきました。
こっちの方がわかりやすいかもしれません。
ざっくりとこんな話。
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ある探検家がジャングルを冒険をしていると、
ライオンに捕まってしまいます。
そしてライオンはこの探検家に言います。
「今おれが考えていることを言い当てたら逃がしてやる。」
と。
探検家はどう答えたらいいか?
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という問いを数学者が投げかけるシーンがあります。

(いらすとや)
この答えも
「あなたは私を食べようと思っていますね」
ということになります。
ライオンが探検家を食べようと思っていた場合、
言い当てられてしまったので食べることができません。
ライオンが探検家を食べようと思っていなかった場合、
最初から食べる気がなかったことになるので
食べられることはありません。
これらの話を聞いて、
なるほど!
と思った方もいれば、
スッと入ってこなかった方もいるかもしれません。
ゆっくり考えてみると矛盾がわかってくると思います。
数学の「パラドックス」のひとつです。
検索してみるとたくさんでてくるんじゃないかな?w
この「ん?」となるかんじがとてもおもしろいんですよね!
パラドックスの話はまだまだたくさんあるので
またいつか紹介したいと思います!
今回は久しぶりに
いらすとやさんの画像を挿入してみました。
最近文字だけだったので(笑)
それでは!

