啓projectです!
公務員試験の中に、数的推理、数的処理と
呼ばれるものがあります。
これは高校数学の基本がわかっていれば
そんなに難しくありませんが、
文系の大学にいって数学から離れた生活を
していると、とてつもなく難しく感じると思います。
そんな方の力になれたらと思っています。
時間との勝負にもなってきますので、
正攻法の解き方だけでなく、
スマートな解き方にも慣れていきましょう。
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○問題
10本中当たりが1本含まれているくじがあります。
そのくじを10人の生徒が順番にひいていきます。
ひいたくじは元にはもどさないとすると、
3番目にひく生徒が当たりをひく確率を求めよ。
(選択肢は入れません)
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それではスタート!
数字はかんたんにつくっています。
解けましたか?
もう少し下に答えを書きますね。
終了!
答えは、
1/10 (10分の1)
です。
○スマートな解き方
何番目にひこうが、当たる確率は 1/10 です。
終わり!
ピンとこない方もいるかもしれません。
くじを元に戻すならそうかもしれないけど、
くじを戻さなくても同じ確率?と思いますよね。
ここで疑問を持つことが大事です。
確かに不思議かもしれません。
でも、ひく順番によって当たる確率が違うのであれば
誰しもが当たりやすい順番にひきたいはずです。
あとからひく人は、当たりくじが先にでてしまっていたら、
当たりをひくことができません。(確率0)
しかし、自分の番がきたときには確率はあがっているはずです。
これらを合わせると同じ確率になります。
それでは正攻法を見てみましょう。
○正攻法の解き方
3人目が当たりくじをひくとき
(1人目、2人目が外れて3人目が当たり)
9/10 × 8/9 × 1/8 = 1/10
よって、 1/10 となります。
数学を得意になって、楽しく学びたい人もいれば、
とりあえず点が取れたらそれでいいという人も
いるでしょう。
どちらにしても
数学の楽しさが少しでも伝わるように
していけたらと思っています。
それではまた!
