遊び。
暇つぶしではなく、遊び。
仕事ではなく、遊び。
遊びはプレーするものではなく、ただ遊ぶ。
じゃれあい、ふれあい、みとめあい。
本を読むときに、しばしば思う。
マーカーを持ち、著者の要点などをチェックしながら読んでいるとき、ぼくは遊んでいない。一種の仕事だ。
その点、学習参考書を読むことが遊びになるはずない。
じゃ、学習参考書で遊ぶにはどうしたらいい?
そのためには、「学習するための本」という……
目的を逸脱、ある意味、超克するしかない。
本の色、大きさ、重さ、本が持つ身体的特徴をどのように活かし、どのように整え、どのように遊ぶかは君たちの創造力にかかっている。
内緒の話だが、大学受験を終えて、ぼくがまずしたことは、それまでに使った重々しい参考書たちに、エルボーをかますことだった。以下略……。
さて、源正寺の永井和尚のお寺では、線香作り体験をしたというのは、「I」での話し。お寺は「身体が溶け込む場」というのは「II」での話し。
結婚式をしてもね……。
というのが、今回です。
結婚式での誓い、だれもがするよね。
君たちも、いつかするかもね。
いろんな誓いがありますね。
じゃ、聞きますけど……
その誓い、守っていますか?
はてさて、何人、誓いを破らずに生きていけるでしょう。
で、ここからが禅の真骨頂です。
誓い?
破っちゃうもんでしょ?
誓っても崩れちゃうもんでしょ?
永井和尚は、そう仰います。
誓いの内容なんてのは、ただの方便。それが目標になってしまっているからですね。
そうなると、ぼくたちは、楽しむことができなくなる。
知解や打算ってのは、脆いんです。
遊べることは、余裕の表れ。
余裕があるから、心はしなやかになる。つまり、他人にも自分にも優しい心になれる。根っこから折れないような心になる。
起き上がり小法師のように。
だから、遊びが大切。
夫婦でも、遊ぼう。
仕事でも、遊ぼう。
そして、受験勉強でも、遊ぼう。
どんな遊びをするのか?
それはみんなの創意工夫しだい(なまけることと間違えないでね)。
遊びは自在だ!
本が出ました。
日本昔話遊哲会、「てらててつ!」の告知。
東京都港区龍源寺での教室は3月25日、午後3時から。
無料です!
鎌倉でもやっています!
大本山建長寺の山内、正統院で3月4日、午後2時から。
こちら、学生は無料、大人は2000円です(建長寺拝観料が別途必要です)。
興味のある君、「大竹稽公式ホームページ」から問い合せ、申し込みしてね。
A bientôt !