「嫉妬」聴かせてください

 

 

 十代から二十半ばの恋愛は、そりゃもう青臭かった。

 マジでへっぽこで、恥ずかしい限り。

 そんな恥をさらしてみれば、でてくるのはやっぱり「嫉妬」。まぁ言い訳させてもらえば、恋人なるものが始めてできた頃だったしな〜(言い訳になります?)。

 

 そりゃもうトホホ過ぎてヤバイ。とにかく、恋人を我が物というか、自分の思う通りにしてしまいたい、そんな邪まな我有欲がほうぼうで暴走してたっけ(汗)…前の彼氏が気になるし、話しかけてくる男どもが気になるし。

 どんだけしょぼいんだ、オレ〜〜(ガクッ)。

 

 ところで、みなさんどうです?
 みなさんが信頼する人は、嫉妬なんて、かけらもみじんもしたことのない聖人みたいな人ですか?

 

 ぼくの場合は、「そりゃ嫉妬しちゃうよね〜」

 

 と言える人。と言える和尚。

 

 

 

 台風が日本をブラブラ途中下車しながら縦断するという予報の中、横須賀の満願寺さんへ参上しました。

 たまたま重要文化財の菩薩様たちが東博へ貸し出されるという日、業者さんのプロの技(そのテクニックはマル秘だそうです、目に焼き付けるしかありません)に感心しながら、和尚とお話ししてきました。

 

 

 

 満願寺の永井宗直和尚は、このとおり笑顔素敵なバイク和尚、そしてメダカやイモリなどの小さな命を可愛がっておられます。

 

 

大切なポイント、「⚪︎⚪︎しちゃうよね〜」から話しが始まります。

 そこらへんは和尚様の著書『禅の坊さんもぼやく。そして学ぶ(角川)』をご覧になってください。

 永井和尚ご自身の「嫉妬しちゃうよね〜」がまるっと紹介されています。

 

 

「嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまは いかに久しき ものとかは知る」

 『蜻蛉日記』で知られる藤原道綱母の歌、百人一首でお馴染み。

 

 平安期の女性陣も、甘ちょろいへなちょこな自分も、和尚様も、嫉妬しちゃうんですね。

 で、みなさんどうしましょう?

 

 次回、こんな心との付き合い方をご紹介します。

 

 

臨済宗建長寺派 横須賀満願寺 永井宗直和尚 (RKII)

 

 

*『禅の坊さんもぼやく。そして学ぶ(角川)』オススメです!

http://shoten.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321511000366

*『無心のすすめ(集英社)』好評発売中

http://gakugei.shueisha.co.jp/kikan/978-4-08-781538-2.html
*著書多数。まときれませんので、「永井宗直」で検索してください。

*満願寺さんの紹介記事です(数多くある中のトップにでてきました)

https://kamakura-guide.jp/manganji