
最近何かと忙しい毎日です。 今シーズンもたくさんのだんじりや太鼓台を見せて頂いているんですが、なかなか捗りません。 まあ、ちょっと更新も滞り気味になるという事で、ちょっと間見てても飽きない作品をこの春見た中から、載せときましょうね~(笑) 作品自体は、当ブログには以前より何度も掲載させてもらってる淡路島の三野畑壇尻より、「司馬温公瓶割りの図」です。 制作彫物師さんは、名匠二代目高松彦四郎秀延師という事です。 彫物ファンなら、誰でもこのお名前はご存知かと思いますが、名前は知っていてもその実態は?というと非常に謎めいた処がたくさんあるお方なんです。 まあ、その辺りの推測は置いといて、今日はその三野畑についている四面のうちのひとつをずぼらな解説ちょこっとで見て頂きましょう♪(笑)

▲全体は、こんな感じ。。まあ、初めて拝見した時は、「何や!この彫もんは~?!」という衝撃的な印象はありましたが、詳細に渡ってはあんまり見てなかったように思います。

▲まず特徴と言えば、この作品に欠かせない唐子。。個人的には「キング・オブ・唐子」という称号がピッタリのこの唐子ですが、何と言っても昔の錦絵から飛び出したような顔つきに思わず惹き込まれてしまいます♪また、アップで見て頂けると分りますが、この複雑なラインのチャイナ服?(笑)まあ、衣装ですよね~この何とも言えないラインが軽やかさを醸し出しているのでしょう♪

▲こちらも同様の唐子。。これが幼少の司馬温公かな?この振り上げた両手の自然さが名匠の力を遺憾なく発揮されています♪

▲子どもを負ぶさる母親も素晴らしさの中に滑稽さが同居する何とも言えない雰囲気が漂い、今にも子どもをあやし出しそうです♪

▲そして、ある意味の主役である瓶に落ちて、割られた瓶より出てきた唐子。瓶から水と一緒に出てきていますが、唐子に覆い被さり流れ出す水の自然さをここまで感じさせるものは一体何なんでしょうか??

▲そして、この二代目高松には欠かせない木に纏わりつく唐子。二代目高松さんは、こんな感じの意匠を多用されたようです。しかし、何気なく彫られたように見えますが、何の何のこのバランスの良さが天才的なセンスを感じさせます♪

▲また、この草木の斬新さは、現在の彫物界ではなかなか拝めないものではないでしょうか♪
この三野畑壇尻、今年何年ぶりかに見せて頂きました。 数年経って、他所で数々の作品を見て、改めてこの作品を見せて頂くとまた一段と奥深い印象を感じます。 それがこの二代目高松彦四郎秀延のすばらしさなのでしょうか。。 毎年数多くの彫物を見させてもらってますが、なかなかこのような作品に出会う事は少ないです。。 今年改めて拝見できた事に感謝です♪