「お昼前に一度、歩いてトイレ行ってみましょうか?」と、看護師さんから話がありました。


起き上がろうとするだけで、激痛なのにトイレなんて行けるのか?


トイレまでの距離は、通常なら10秒で到着できるくらいです。


電動リクライニングで身体を起こし、そこから背中をベッドから離そうとしますが、もう痛くて痛くて、どうしたら良いかわかりませんでした。


看護師さんが手伝ってくれようとしますが、人に身体を触られると余計痛くて、自分のペースでやることに。


五分くらい時間をかけて、ようやくベッドの縁に座り、スリッパを履くことができました。


そして、次の立ち上がりが一番辛かったです。


立ち上がろうとするだけなのに、なんでこんなに痛いんだろう?


上半身の手術なので、下半身は余裕だろうと、なめていたのもあると思いますが、全身が繋がって、いろいろな機能を果たしていると痛感しました。


立ったら立ったで、左の脇の下から背中全体が激痛で、一体どんな手術したの?って感じ。


今から思えば、どこに力を入れて良いかもわからなかったのと、余計な力を入れすぎて、身体が固くなり過ぎていたからだと思いますが、これから歩き始めるなんて、とても考えられない状態でした。


それから、ノソノソ、一歩一歩、踏みしめるというか、這い回るというか、スーパースローペースでトイレに向かいました。


たぶん、10秒で行けるところを3分以上かけて行ったと思います(笑)


トイレに付くと、ズボンの上げ下げでも、体力を使い、この後、ベッドに帰れるんだろうかと心配になりました。


帰りは行きよりはマシだったかな(笑)


なんとかベッドに辿り着き、横になろうとしますが、横になるまでの過程がまた辛かったです。左手を使うと激痛だし、背中もどこからベッドに付けたら良いかわからないし。


慣れていくしかないのだけれど、このときは、自分の痛みへの弱さにがっかりしました。


横になった後は、午後にCCUから病室へ戻るのだから体力を蓄えようと、ひたすら安静にしていました。