(続き)
世間的に悪しと思われている職業に惹かれ,
日常生活で自分の性の力を試した。
その一連の出来事は,
数日経った今も鮮明に思い出せる。
求められることに充足感を覚えたあの瞬間も,
触れられる感覚も喋った内容も忘れるどころかずっと頭をよぎっている。
でも回想すればするほど自分のしたことに対してどんどん違った見方が出てくるのも事実。
最初は,違う一面・非日常の世界の自分をつくりたかった。
そう思っていた時に向こうから手を出してきた。
自分の性が男にどれだけ影響を与えるのか反応を見たくなった。
簡単だった。
そして同時に思い知った。
人と付き合っていくうえでは体の繋がりもだいぶ重要だと。
相手を肉体的に満足させらえなければ,機会さえあったら浮気されてしまうと。
自分が浮気相手になって唯一勉強になったことである。
今となっては,
いくら彼女との営みがうまくいってないからって簡単に自分から一線を越えてしまう相手も相手だと思うが,
わたしもわたしで,タダで体の関係が持てる都合の良い女そのもの
自分の価値を試す行為どころか安売りでしかなかったと思える。
お互いに快楽に溺れたいならウィンウィン?
ううん,違うよね。
自分の女としての価値を下げてどうする。
知ったら悲しむ人がいることを忘れちゃうほど野生動物並みの脳みそになってどうする。
人のものを盗ったら必ず自分に返ってくるよ。
後悔?罪悪感?自己否定?
どんな形になって報いを受けるかは分からないけど。
だから手をひこう。
不幸になる(する)前に,今ここでもう一度理性を強く持ちなおそう。