You didn't go to Henry's party, did you?
「あなたはヘンリーのパーティーには行かなかったんだよね?」
今日はこの「否定疑問」の答え方について。
まず日本語でこの質問に対する返答を考えると…
「はい、行きませんでした。」と「いいえ、行きました。」
ということになると思います。
この「日本語に直して考える」というのが落とし穴。
英語を日本語に直して考えると間違ってしまうことってたくさんあります。
「はい、行きませんでした。」
「はい」だから、Yes, ~.
「いいえ、行きました。」
「いいえ」だから、No, ~.
違います。逆です。
まずは…
「はい」=Yes
「いいえ」=No
という考えをやめましょう。
今回の正しい答え方は…
「はい、行きませんでした。」
→No, I didn't.
「いいえ、行きました。」
→Yes, I did.
なぜ、こういうことが起こるのでしょうか⁇
その謎を解くカギは、Yes、Noのあとにあります。
「はい、行きませんでした。」の時の最も言いたいことは、「はい」ではなく「行きませんでした」ですよね。
だから…
I didn't go to Henry's party.
なので…
didn'tという否定語を使いたい
というわけです。
Yes, I didn't.のように、Yesとnotを組み合わせて使いませんので
No, I didn't. 「はい、行きませんでした。」
になるのです。
もっと簡単な英文で確認してみましょう。
Isn't he Tom? 「彼はトムではないですよね?」
No, he isn't. 「はい、トムではありません。」
→ No, he isn't (Tom).
Yes, he is. 「いいえ、トムです。」
→ Yes, he is (Tom).
Aren't you a teacher? 「あなたは先生ではないですよね?」
No, I'm not. 「はい、先生ではありません。」
→ No, I'm not (a teacher).
Yes, I am. 「いいえ、先生です。」
→ Yes, I am (a teacher).
Don't you like soccer? 「あなたはサッカーが好きじゃないですよね?」
No, I don't. 「はい、好きではないです。」
→ No, I don't (like soccer).
Yes, I do. 「いいえ、好きです。」
→ Yes, I (like soccer). ※この do は「代動詞」なので、do=like と考えます。
どうでしょうか、理解できましたか?
「否定疑問の場合は、「Yes」と「NO」が逆になる」
そういう覚え方でもいいのですが、英語を学んでいくにあたって大切なのは…
暗記してしまえばいいと単純に考えるのではなく、
遠回りのように見えても“理解すること”に努める
ということです。
そういうスタンスでいけば、ある部分での理解で別の部分の理解が進むこともたくさん出てきます。
「急がば回れ」です。
長くなりましたが、今回は以上です。
ではまた。