ニーフライから入るのが良いと思います 

 

バランスが崩れたまま入ると 

宙返りも崩れてしまいますので 

空中で姿勢を安定させてから 

 

脚を後ろに送ると同時に上体を起こし 

風を受けないようにします 

 

すると身体が前に倒れ始めますので 

そのタイミングで上体を脚の方に向かって“潜らせます” 

すると身体がくるりと回りますので 

あとはすぐに脚を開いてニーフライに戻ります

脚を軸にベリーからバック

バックからベリーに移行する技です 
 
間にニーの体勢を挟む為 
ニーが出来ると安定感が増しますが 
出来なくても可能です 
 
身体が縦になるタイミングがあり 
この時は上昇力が下がる為 
風を受けて上昇する際に行います 
 
バックからベリーよりも 
ベリーからバックの方が数段難しいと思います
 
バックからベリーの場合 
背中で風を受けて起き上がるという 
インドアスカイダイビングでは基本となる動作の後に 
そのままベリーになれば良いだけですが 
 
ベリーからバックの場合 
ベリーから縦 
縦からバックという 
普段は行わない動作を2回もするからです 
 
コツはベリーから立つ動作を宙ですることです 
感覚としては空中で立とうとして 
そのまま足が空振りして後ろにコケる感じです
 
ニーが出来る場合は 
ベリーからニー 
ニーからバックを連続でする感じです
 
“脚を残す”ことが出来れば 
ふんわり出来ます 
 
出来るだけニーの脚の体勢を保ったまま 
バックに移行し 
最後に脚を伸ばすという感じです 
 
ちなみにバックからベリーへのトランジットは 
ニーが出来ると 
ついついニーの体勢のまま前に進んでしまいがちですが 
両脚を開くことでそれを抑え得ることが出来ます
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ベリー バックに次ぐ第三の飛行形態です

脚はペタンコ座り 
手は胸の前に持ってくるのが正式のようです 
胸の前面と脚と腕で風を受けて浮きます 
これも風が強くなると脚と腕だけで浮けるようになるので 
胸で風を受ける必要がなくなり 胴体を垂直にするようにします 
 
練習する時は下のネットにペタンコ座りしてから徐々に上半身を前傾し 
胸で風を受ける量を増やしていきます 
胸脚腕3点で風を受けて得られる揚力の合計が体重を上回ると宙に浮きます 
これの難しい所は 
胸で風を受けすぎてしまうと身体が一気に横になってしまい(脚を曲げたベリー状態) 
急激に増した上昇力によって上に吹き飛ばされてしまうところです 
 
その体勢から元のニーの体勢に戻ろうとしても 
風の抵抗で下半身を下げることができず 
ジタバタもがく派目になります 
 
復帰するコツは一度ニーの体勢を解いて(ペタンコ座りの脚をやめる) 
ベリーに戻り 
そこから着地する時のように脚を曲げて身体を縦にします 
身体が縦になってから再び脚をペタンコ座りにします 
上半身が前傾している為 
そのままだと身体が後ろに移動してしまいます 
そこで膝を低くして脚で上半身と逆方向の傾きを作ります 
胸と脚の傾きのバランスによって真っすぐ浮くことができます 
 
前に移動したい場合は膝をより低くして傾きを強くすれば良いですし 
後ろに移動したい場合は膝の傾きを弱くします
速く移動する時は前に移動したい場合は背中で風を受けますが 
前傾姿勢から背中を反らす姿勢に移行する際に 
上半身が垂直になるタイミングがありますから
風を受けられなくなります
一気に姿勢を変えないと高度がガクッと下がります
後ろに移動したい場合は上半身の前傾を大きくすれば良いだけですが 
風を受ける量が増えますのでどうしても上昇しがちです 
脚で受ける風の量を減らす必要があります
 
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ベリーに次いで学ぶ

インドア・スカイダイビングにおける基本姿勢その2です 
ベリーの逆バージョンですが脚を曲げる点が違います 
つま先を内側に曲げて脚をハの字にすると安定します
 
本来ならば頭と腕と胸をもっと反らせるのが理想姿勢ですが 
風が強いのでこの体勢になっています 
 
ついでに言うと理想姿勢はかなり疲れます 
 
移動に関してはベリーとほぼ同じですが 
方位磁石のようなその場回転に関しては 
手ではなく脚で行い 
つま先を傾けることで回転します
手でも回れなくはないのでしょうが 
甲が下向きになっている為 
風を逃げてしまい操作の効果が弱くなります 
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インドアスカイダイビングをするうえで

基本姿勢となるテクニックです 
 
写真では脚を曲げていますが 
これは風が強い為で 
初心者が弱い風でやる時は脚を伸ばします 
風の強さによって理想姿勢は変わる為 
インドアスカイダイビングにおいて 
“絶対的な理想姿勢”は存在しません 
 
上昇する時は顎を引いて顔面で風を受けます 
下降する際は顎を上げて顔面が風を受けないようにします 
 
急激に上昇したいときは両腕両脚を伸ばし「グッ」と風を押さえつけます 
急激に下降したいときは腕と脚を身体側に引き付けます 
 
この体勢から腕を前に伸ばすと脚側に水平移動で後退します 
逆に腕を縮めて身体側に引き付けると水平移動で前進します 
腕と脚を同時に横に伸ばすと逆方向に水平移動します
 
方位磁石みたいにその場で回転したい場合は 
手の平を傾けます 
右に回転するなら両方の手の平を右側が低くなるように 
左なら左側が低くなるようにします 
横方向の水平移動とその場回転を組み合わせると
円を描く回転になります
 
初心者にありがちなのが 
身体が無茶苦茶反っている体勢 
風を受け流すことになってうまく宙に浮けません 
もう一つは身体が棒みたいにカチカチになること 
例えば海で波に揺られる際 
木の棒とロープでは同じ長さでも 
後者の方が圧倒的に揺れません
 
インドア・スカイダイビングでも同じことで 
カチカチになっているとバランスが崩れた際 
凄い勢いで揺れますし 最悪の場合
宙に浮けるほど風を受けられなくなって落っこちます 

インドアスカイダイビングは下から来る風によって

身体を浮かせることで行われます
つまり常時 強烈な風を受け続けることになります
 
フルフェイスのヘルメットなしで顔に風を受けると 
息が詰まって呼吸が苦しくなりますし 
見たこともないくらい変形します 
 
普通に立つだけでも大変です 
腕を下ろすのに力が要りますし 
脚を曲げてしゃがむことすら困難です 
 
何をするにも下からの風と戦うことになり 
(例えば手を横に伸ばした状態を保とうと思ったら 
凄い力で風を押さえつける必要がある) 
初めて行った人が数十分体験すれば 
間違いなく全身が筋肉痛になります 
 
“宙に浮く”という状況は無重力と良く似ていますが 
実態はまるで違うということを認識しておく必要があるでしょう
 
風で宙に浮いている関係上 
適応される物理法則は“重力”ではなく“空気力学”です 
下から来る風による上昇力が自分の体重を上回ったとき 
宙に浮かぶことができます 
 
風の強さを変えることもできますが基本は 
風の当たる面積を増やすこと 風を受け止めることで上昇し 
風の当たる面積を減らすこと 風を受け流すことで下降します 
 
横方向の移動は 
風を斜めに受けることで
風が逃げる方向と逆方向に移動します 
シンプルに言うと手足を伸ばした方向と逆に進むます
もっともこれは手足を伸ばすと風の抵抗に負けて自然に反ってしまうからで 
右手を伸ばす際にななめ下に伸ばせば右に移動します
 
この仕組みを理解していれば 
今後 様々なテクニックを身につけていく上で 
大きな助けになります