先日の学会出張に行くにあたって、
とても不安なことがありました。
大好きだった人と
会ってしまったらどうしようって…
マスクをして誰からも
気づかれないようにして…
会場を移動してる時
こちらに向かってくる男性と
すれ違った瞬間に、
彼だと直感的に思いました。
振り返ってみると彼でした。
あんな人混みで一瞬で気づいたことに
自分でもビックリしてしまいました。
背の高い、少し猫背な横顔に
3年前のことがフラッシュバックして
すごく寂しい気持ちになりました。
彼は別の人と結婚し、
私は失恋してしまった訳ですが
彼はずっと友達でいたいと言い、
余計に悲しくなった当時のこと。
昔から一緒にいるような感覚で、
自分のことをなんでも分かってる存在が
私だった…なんて言うから
ハッキリ振られるより
思いが残ってしまったのでした。
その頃のブログを読み返すと
最後に電話で話した時
私たちなら生涯の友達に
なれたかもしれないのに、
バカだねあなたは。
でも私はあなたに
幸せになってもらいたいって
思っているよ。ありがとう。
私はこんな風に彼に伝えたみたいです。
その時は心から思ったんでしょうけど、
時間の経過とともに憎しみも湧き上がったし、
本当にぐちゃぐちゃな感情だったので、
心から忘れたいとも思いました。
恋愛で心を乱されることなく
過ごしてきた3年間に、
少しだけemotionalな気持ちが
私の弱い部分をつついてきます。
今思うのは、
彼への申し訳ない気持ちです。
感情をぶつげすぎたこと。
がんの診断を受けて辛かった当時、
彼への思いが病気への恐怖を
和らげてくれていました。
あの時の私には
間違いなく必要な人でした。
きっとまた会う日は来ると思うけど、
その時は笑っていられますように。
苦い痛い思い出のポルトガルも
いつかまた行ってみたいです。