8/20のMRI検査を終え


検査結果を聞きに行ったのは8/25のことです。


8/9に子宮体がんの偽陽性が出てから


眠れない日々を過ごしてきました。


私、がんなのかな?


がんだとしたら、転移とかしてるのかな?


どうしたらいいの?子宮取りたくない・・・


頭の中には不安がいっぱいでした。


ただ、当時の私にはやらなければならない


いくつものことがあり、病気を忘れる時間もありました。


8月の外部講師。9月の海外出張のポスター作製・・・



8/25(月)病院へ行く前に近所の神社へお参りしました。


「どうかわたしをお守りください。」


病院で診察を待つ間、Ipodでドリカムを聴いていました。


「さあ鐘をならせ」


あの時こそ、あの歌詞を辛いと思ったことはなかった。


「もしもはなくて もう一度もなくて 巻き戻しもできなくて・・・


生きると誓え 生きると打ち鳴らせ・・・」


名前を呼ばれる最後の瞬間まで、私は絶対に大丈夫って


ずっとずっと祈っていました。


いよいよ名前を呼ばれ、診察室へ入ると


今日でお会いするのが2回目の主治医。


いつものようにやわらかい話し方です。


「体調はどうですか?お変わりありませんか?」


「はい。元気ですよ。」



「で・・・検査の結果が全部出ました。


大変ショックな結果ですが


子宮体がんでした。


ただしあなたの場合はⅠa期でグレード1です。


MRIを撮ったところ、もしかすると筋層に浸潤してるかもしれない


あやしい部分があるけど、していないかもしれない。


判断が難しいところなんじゃけどね。


安全なのは子宮摘出です。」



「はい。。。そうなんですね。」


「大丈夫?」


私の頭の中は真っ白です。


「治療の方針を決めなくてはいけないんだけど


どうする?誰と相談して決める?」


「家族と相談して決めようと思います。


けど、今の私の気持ちとしては子宮を取ろうと思います!」



何てこった!!!私は子宮をとる決意をここでしてしまった。


泣きながら主治医に言いました。


「もっと早くに病院に来ておけば良かったですね。」


「そうじゃな。今となっては・・・じゃけどな。」


そこから私は冷静な会話を始めます。


「若い人で癌になる人増えてるんですか?」


「そうじゃなぁ。30代が増えよるな・・・」


「何かの異変があって気づくんですか?」


「生理不順じゃなぁ。」


カレンダーをみて来月(9月)のオペの予定を確認しながら


主治医は私の質問に答えてくれていました。


「転移する前に来てくれてホントによかったよ。


子宮をとっても他にいいことあるよ!」


他にいいことなんかあるのかな?


子宮を取ることを受け入れられるのかなぁ。



診察室を出てから、涙が溢れました。


産婦人科って妊婦さんの数が圧倒的に多い。


大きなお腹で待っている人たちの中


涙を流しながら廊下を歩き


レセプトで会計を済ませ


自宅に戻ってきたのでした。



次回の受診は9/1(月)


この日までに治療方針を決定しなくてはなりません。


子宮体がんⅠa期 G1


39歳の夏の出来事でした。