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printemps*printemps

楓春がこえぶに載せないお話しを載せる場所






「」♂:
『』♀:





 「おーい、いるかー。」

 『・・・・・はい。います。』

 「よっ、おはよう。」

 『・・・・合言葉は?』

 「え?」
  
 『・・・合言葉・・。』

 「え、な、何?ちょ、そんなの決めたっけ?ちょっとまって、思い出すから!
俺の脳をフル回転させて今現在思い出し中・・・・!」

 『・・・ふふふ・・・。』

 「な、なにわらってんだよ・・。」

 『あはは・・・あははは・・。』

 「おい、大丈夫か・・・?」

 『ごめんなさい。合言葉なんて嘘っぱちです。』

 「・・・・・はい?」

 『だって、あなた、最近きてくれなかったから。』

 「あー、ごめん、悪かった・・・。」

 『ずっと待ってたんですよ。次はいつ来てくれるかなぁって。』

 「はぁ・・・すっかり騙されたよ・・・。」

 『騙されてくれて・・・ありがとう・・・っふふ。』

 「そんなに笑うなよー、あーもうやだー!」

 『だって、あなたがすごく真剣に思い出そうとしてたから・・・っ。』

 「はいっ、もうやめっ、わらうなっ!」

 『はいはい。』

 「となり、座っていい?」

 『・・・はい。』

 「あぁーっ、やっぱりお前のとなりは落ち着くよ。」

 『・・・・・このあたりは、静かですから。』

 「きっとお前からマイナスイオンがでてるんだな。
 こんど雑誌にパワースポットとして投稿してみようかな。」

 『やめてください。』

 「・・・なんだよ、冗談だって。」

 『・・・・・ごめんなさい。』

 「・・・・今日は表情ころころ変わるな。なんか・・あったのか?」

 『・・・・・いえ。』

 「今日は体調は・・・?いいのか?」

 『良好です。お医者様が少し薬を減らす提案をしてくれました。』

 「そうか!よかったなー!お前頑張ってるな。えらいえらい。」

 『そういうのやめてくださいっていいましたよね・・。』

 「はいはい。」

 『外・・・連れてってくれませんか?』

 「今日か?そうだなぁ・・・もうちょっと、ここでのんびりしてから。」

 『この前もそう言って連れて行ってくれませんでしたよね。』

 「そうだっけ?でも、前来た時は、調子わるそうだったじゃん。」

 『でも、今日は・・・行けます!』

 「わかったわかった。もうちょっとしたらな。」

 『絶対ですよ。』

 「はいはいっと。あぁー・・やっぱり雲ひとつない空ってのは気持ちいいね。」

 『そうですね。・・・・あ、飛行機雲ですよ。』

 「飛行機雲かぁ・・俺あいつ嫌いなんだよなあ・・。」

 『どうしてですか?』

 「なんかさ、雲ひとつない空を傷つけられてる気がしない。どんどん空が、
  引き裂かれてってさ。しかも、その傷は消えないでしばらくは残ってる。
  ・・・・台無しだよ。まったく。」

 『・・・・・・。』

 「あ、ごめん。変なこといったな。
  そろそろ、外行くか?」

 『行きます!』

 「今日はどこまで行くかなあ・・・。」

 『今日はこの前よりいっぱいいろんなところに連れてってください!』

 「・・・・りょうかい。ほら、足元気をつけろよ。ここから落ちたら洒落にならないからな。」






*****



トロピカルジュース 2



  「じゃーんけーんほい!」
  『じゃーんけーんほい!』

  「また負けた・・・。」
  『やったーっ!』

  『と・ろ・ぴ・か・る・じ・ゆ・う・す!』

  「ちょとまて、ちょとまて、”じ”と”ゆ”はくっついてるから”じゅ”で一段だろ!」

  『でもさっきあなたもそうやってましたー!』

  「俺はいいのー!」

  『なんでですかぁー!』

  「だって、そうしないと、追いつけないー!」

  『あのー!』

  「なにー?」

  『ゴールしちゃいましたー!』

  「はー!?」

  『えへへ、私のー勝ちですねー!』

  「はいはい、俺の負けでーす!参りましたー!
  ちょっとそこでまっててー!」

  『わかりましたー!早くしてくださいねー!』

  「っはぁ・・、はぁ・・、腰が・・・。こんなゲームやるんじゃなかった・・・・。」

  
  「とうっちゃくっと・・・はぁー・・・疲れた・・・。」

  『・・・・・・すごい・・・。』

  「っいい眺めだろ?空から海から山から街までぜーんぶっ・・みえるだろ。」

  『・・・・・・すごい・・・です。』

  「よしよし、なかなかいい感想だ。」

  『ここから、私の家は見えますか?』

  「もちろん。ほら、あそこの・・・」

  『・・・ちっちゃいんですね・・・・・。』

  「そりゃあここから見ればな。」

  『・・・・・・・。』

  「しっかし、久しぶりにここまで上がるときっついなぁー・・・。」
 
  『以前は、よく来ていたんですか?』

  「・・・・そうだなぁ・・、雨の日以外は、毎日来てたかな・・・。」

  『そんなに・・・。』

  「・・・・変わってないかと思ったけど・・・。」

  『え?』

  「・・・・ちょっと、安心したような・・・、がっかりしたような・・・。
  変わったのは・・・俺だけじゃないんだなって・・・おもっただけだよ。」

  『・・・・・どういうことですか?』

  「あ、そうだ。ここなー、天気がいい夜にくると最高なんだよ。
  嫌なことぜーんぶ星がもってってくれるからな。」

  『・・・へぇー・・。・・・見てみたいです。』

  「いつか・・・・連れてきてやるよ。」

  『ホントですか!?』

  「ほら、そろそろ降りるぞ。あー・・これ絶対明日筋肉痛だ・・・。」

  『今あなたがいったこと。私忘れませんからね。』

  「・・・・・はいはい。」



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トロピカルジュース3

  「うーん…"きつつき"。」

  『き……き……あ、"ききょう"。』

  「………"うそつき"。」

  『き………き……"きんもくせい"』

  「"いけがき"。」

  『…………"きんれんか"。』

  「"かんぬき"。」

  『…………"きつねあざみ"』

  「………"みかづき"。」

  『………あの、』

  「ほら、"き"。」

  『……"キャラメルチョコレート"!』

  「お、ついに花は諦めたか。」

  『ふふ、ちゃんとそういう品種の花があるんですよ。』

  「え、まじで?」

  『チョコレートコスモスっていう花が花があるんです。チョコレートの匂いがするそうですよ。』

  「へー、知らなかったなあ。お前ほんとに詳しいんだな。」

  『……えへへ。』

  「…なんだよ、へらへらして…。」

  『あなたが知らないことを私がしってました!』

  「はは、…そうだな、お前はえらいえらい。」

  『もう……またそうやって……。ねぇ、あの広場は何ですか?』

  「んー?あー、あそこはふれあい広場ってやつだな。子供とかじいさんばあさんの遊び場ってとこだな。」

  『へぇ、そうなんだ…….。』

  「噂では、あの広場は夜になるとまた違った意味のふれあい広場になるらしいぞ…。」

  『え、どういうことですか?』

  「…………こほん。なんでもない。聞き流してくれ。」

  『……気になります。』

  「ほ、ほら、もうすぐつくぞ。」

  『次はどこに行くんですか?』

  「ついてからのお楽しみだ!」

  『ふふふ、なんだろうなあ…。』

  「…あ。」

  『どうかしまし……うわっ!』

  「ちょっとこっちこい!」

  『え?あ、ちょっと!』

   …

  「はあ、やっぱりか。」

  『あ、雨……こんなに晴れてるのに……。』

  「狐の嫁入りだな。」

  『どうしましょう…。』

  「まあ、すぐ止むだろ…。」

  『はあ…なんで今日なんだろう。』

  「おい、そんな顔するなって。
  嫁入りってことは結婚ってことだろ?めでたいじゃないか。祝ってやるもんだ。」

  『…そうですけど。』

  「おめでとー!!幸せになれよー!!」

  『…おめでとー!』

  「そうそう。この方が急な雨も楽しいだろ?」

  『…はい!ふふ…。』

  「…今度は何がそんなに面白かったのかな?」

  『あなたが子供みたいだったから…。』

  「男はいつも心は少年なの!」

  『…好きです!あなたのそういうところ!』

  「…お、おう、そうか…。」

  『………。』

  「……お、止んだな。」

  『…そうですね。』

  「さて、どっかにでてないかなあ…。」

  『なにを探してるんですか?』

  「……あ、あった!ほら、あそこ!」

  『…わあー……。』

  「きれいにかかったなあ…。」

  『こんなにきれいな虹、初めて見ました…。』

  「嫁入りはいいもんだよなあ。」

  『いいもんですねえ……。』

  「…さて、大分時間をロスしちゃったなー…。おまえ、身体は大丈夫か?」

  『ちょっと…疲れちゃったかもしれないです。』

  「そうか。じゃあ今日は帰るか。ほら、」

  『すみません…。ってなにしてるんですか?』

  「疲れてるんだろ?俺の背中空いてますよ、お嬢さん。」

  『…お邪魔します。』

  「はいよ。」






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つづく?