病気の話はトントンっと終わらせようと思ってたのに、またこんなに間があいてしまった。

手術から約5ヶ月が経過しました。

食べ物に気を付ける以外は、ほぼ通常に戻りました。自分が大腸がんの手術をしたなんて忘れるくらい元気です。

でも、少しくらいいいかな~なんてワインを飲んだらすぐにトイレに駆け込みです。
なのに、それを2、3回やってしまったバカな私……。笑い泣き

辛いもの、コーヒー、脂っこいものは、なるべく控えてます。
腸の状態が元に戻るには、一年はかかるだろうと言われました。

記録も兼ねて、前回の続きを書いていきます。


クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


麻酔のせいもあるのか、その晩は血圧チェックや水分補給に来てくれる看護士さんに気づきながらもよく眠れた。


朝になり目覚めると、左腕に繋がっている複数の点滴、あと、お尻に繋がっている排便チューブに気付く。


いかにも病人だ。


病人なんだけど……ガーン


朝、フィジオの先生が来て、


『今日から少しずつ歩きましょう』


と、元気に言われたが、内心は


マジかー!? 笑い泣き 今日くらいは寝たい……


……ってかんじだった。


だって昨晩手術したばかり。


タフ過ぎる……びっくり


『シャワーもしましょうねー』


と、看護士さんからも言われるし。


それがその後、血圧が異常に低くなり、今日は安静にと言われて何気にホッとしたけど、急に吐き気が襲ってきた。


術後、何が辛かったと言えば、傷の痛みよりもこの吐き気だった。


おまけに病院食も合わずに食欲もない。


プロテインドリンクも看護士さんにうるさく言われながら飲んでいたというか飲むふりをしていた。


お粥だけでいいのにな。


2日目の晩にラザニアが出てきた時は、もう吐き気ゲローとの闘いだった。


匂いだけでやられた。


入院中、食事の時間が憂鬱になってしまうほどだった。


こういう時に改めて感じる。


やっぱり日本人だなぁ、私は。


日本食が一番っ照れ


入院前は、ひとりでのんびり出来るな~こんなことは滅多にないな~なんて思っていたけど、吐き気のお陰で辛い入院生活となった。


予定では、雑誌を見て~お茶を飲み~スマホで遊び~寝る……zzz


だった。


心配してくれている家族や友達にLINEしたかったが、スマホを弄っているだけで気持ち悪くなった。


計画おじゃん!


お米が食べたい!


ダディにわがままを言ってみた。


『どうしても、おにぎりおにぎり食べたい。作ってきてくれる?』


ご飯は冷凍してあるのをレンチンして、ふりかけでも何でも混ぜてよろしく!……と。


次の日、1つで良かったのに4つも作って来てくれた。


形は微妙で、四角のおにぎりや、のり巻いてないのに長いのり巻き状の形まであった。笑


ダディありがとう。


でもーーーっ


その日は、吐き気がひどく食べられるどころか話をするのもしんどかった。


吐き気止めの薬を処方されたが、全く効かない。


腸の縫合がうまくいってないのか心配されるくらいだったが、お腹の痛みはなかったので大丈夫のようだった。


ちなみに大腸を5㎝程切り取りました。


次の日は血圧も正常に。


歩きたくなかったけど、歩くことで腸の働きも良くなるからと病院の廊下をフィジオの先生と歩く。


点滴と排便チューブの袋を持って、ほぼイヤイヤ歩いた。笑


お腹の傷に響くので、かばいながら歩くと老婆のようになっていたと思う。笑


廊下を一周すると、子どもを褒めるように先生にべた褒めされた。笑


先生、褒めすぎだからっ!


その後も吐き気は続き、吐くほど食べてもいなかったので、胃液を吐いているような状態だった。


つわりを思い出しました。
あれも辛かったな。


お腹に力が入り、傷口が痛み、ホント最悪。


一日一日、点滴の針が取られていく。


あとは、排便チューブ。


ドクターの回診で、ガスが出てるか聞かれ、『はい』と答えると、『じゃー取ろうか』と言われ、ガッツポーズ!


これ、動くのにホントに邪魔。


次の日、私のドクターが来て、


『帰りたい?』


と聞かれ、『はい』と即答!


もし、食欲もあってこの吐き気さえなければ、ゆっくりしていたい。


でも、食事が合わないし、食事の匂いで益々吐き気がひどくなるので、このままでは余計に参ると思った。


入院から5日後の早い退院となりました。