理由はどうあれ偏見って当たると厄介 | しららさんちの日常

しららさんちの日常

ミニチュアダックスそら(2021年死去)とトイプードルのアクア(2023年死去)、猫の清麿(2014年死去)と小雪、2012年に618gの超低出生体重児で生まれた子供との日常の記録

実は、私の退院翌日からから約1週間。
みぃが午後に発熱した日の午前中まで、とある事件(?)がありました。
解決して、そして、今後なんかおきたりはなさそうと思われる状況になっていますので、
書こうか・・・というか、まぁどう書こうかなと悩んで・・・
いきあたりばったりで書き始めた。読みづらかったら、すいません。

みぃは618gの超低出生体重児で誕生。
しかし、輸血もしていない、なんの手術もせずに退院し、未熟児網膜症の治療もしておらず、
低身長症の心配も今のところなく、発達も修正月齢並みとずーっと言われて育ちました。
(身体の方は、今月のフォローアップ検診での判断が心配のところはあるけど。)
超低出生体重児で誕生すると、色々な問題を抱えている子も多い中で、それがとてもラッキーなのだ、という自覚はあります。

う~んと、だから・・・最初にいっておくとですね、

低出生体重児が身近にいてもそしていなくても(←ここ重要です)、
問題があるだろうという偏見の対象になってしまうことがあり、
へたすると予期せぬ問題に発展することが・・・という話なんですよ、今回の一件は。

さて、私の退院翌日に何があったかというとですね・・・。
それは、幼稚園への入園申込みの日で、制服の採寸日でした。
みぃが行ってるのは、認定こども園の保育園。保育園は2歳までで、3歳からは幼稚園にあがります。
ダンナと二人でみぃを連れて行きました。認定こども園の保育園の子は面接はないはず、でした。

一言でいうと、面接すると言われ、面接で、体よく(お子さんのためには…という言い方でしたが)入園お断りと言われたのですよ。
いきなり、保育園からは何にも言われていない状態でね。

詳しく言うと、療育および他の保育園への入園を勧められました。
これを、主任(だったらしい)の先生には、保育園からお話は伺がっていますがとの前置きを言って、言われました。
主任の方が困って(?)その面接を引き継いだ幼稚園の園長さんの対応も結局は結局言うことは上記に同じ。ってか、もういいよといいたくなるような加配がどうのまで言われ、
どうしても他にはいれなかったら引き受ける、という感じに言われました。
ズバリはもちろん言わなかったが、第4希望で書類だしてね、という感じの言い方ですわ。
(今年から市で一括の認可保育園と認定こども園の希望を出すので、書類を)

ワタクシ、心、嵐でしたわ。
その場では保育園からそう言われたのか・・・うちの子そうなんだ・・・加配まで・・・
と、今までいわれたことのなかったことをこの面接と言う場で突きつけられたショックが大きく
(違ってたんだけどね、実際は)、冷静さに欠いてました。頭も働かず。
今急に言うのはおかしくないか?とかは言えたのにね。

あ、みぃの状態に対しては違う!なんて怒りは出てこなかったですが、
長々言われ続けたのは腹が立ちました。面接時間、合計1時間でしたから。
言われてる意味は理解してるっての!もうしつこい!とは言ってもよかったのよね、帰ってからあとで思ったが。
ダンナの方はてんこが行ってるのもあり、頭にきてたのを堪えてたらしいが・・・

帰宅後、我が家に嵐が吹き荒れました。
うちの母、てんこを通わせてる妹も含め・・・。

私から話をきいた母と妹・・・
実はその日のその後幼稚園に行っててね・・・(後からきいた。知らんかったんだけど)。
うちの母、そのやり方はおかしい、筋が通らないと腹が立ったそうだ。
もう入れてもらう気ゼロだったから、開き直りでぶった切るつもりで行ったそうですわ・・・。
(実は近い職業の小規模施設で上に立ってたこともある母、職業倫理的にもやり方が許せなかったらしい)
・・・って、いいたいのはそれでなくて、言いに行ったことを書いたのはね、
母が園に行ったらば、母が古くから知ってるそこの園の理事の一人で、ワタシの時の園長先生に偶然会い、結局その方の鶴の一声状態に、なったらしいのですよ・・・。
(上がいいというと・・・なんですねぇ。なんかな~。)

で・も・ね、
私達親たちは、その話をきいた時はそれをきいたらからってだからなんだ!状態でありました。

ダンナは、こども園児(延長有、市から補助あり)を決めるのは市なんだから、市に言ってやる~!!入れりゃいいんだ!となっており、
(園全体に迷惑だから、市に言うのはまず落ち着けと、止めたが)

私は、そう思われてるところに入れたくはない、が・・・
もう他の幼稚園の申し込みは終了してるし、園バスのない保育園で近場じゃ4,5月に行ってたところぐらい・・・。そこに入れたいかというとそうではないが~。
他の幼稚園の申し込みが不可で、あと保育園しか選択肢のない日にいきなり言われたのは納得いかない!認定こども園ってなんなんだー!に。

みぃの行く先決めるのに、夫婦喧嘩、一歩手前。
とりあえず、その日は土曜日、しかも連休。市役所もお休み。
火曜にまず保育園から事情をきいて、
みぃの評価もちゃんときいて、考えようという話になりました。

我が家は各々、この間色々脳裏を駆け巡り、脳内はみんな荒れまくった~。
面接で言い方が悪かったかとか自己反省もして落ちたりもしたさ、ワタシ。

で、火曜日。
毎日みぃを長く見てくれている保育園側の見立ては
「同じ月生まれ(3月です)と違わない」であり、
何度か幼稚園側にきかれてたそうで、
その度に「問題ないです、大丈夫です」と答えていたと。
保育園からは、「問題があったらもっと前に言ってます!」と言われもしました・・・。

ということで、その日の午後、5時すぎに保育園、幼稚園、うちで話し合いになりました。
ただ、実は親二人は、保育園からの話をきき、面接での対応に怒り心頭になってしまってたので、知らないうちに外されて話し合いの席をもうけられてたんですが。

結果的にいうと・・・
行かなくてよかったでーす。
後からきいたら、きれなかった自信なし。
私から面接を希望したってー?え?なんてこともあったそうですからねー。
目の前で言われたら、ブチギレしてたわ、間違いなく。

でもね・・・
この話し合いで一つ、最後の最後でわかったのは
幼稚園の園長さんの双子のお孫さんが未熟児で生まれてたんだってこと。
最後、泣いてたそうだ、大変だったのよ、と。

身近にいたからこそ、園で見たくなかったんだと思う、あの人は。
そして、だから信じられなかったんだと思う、保育園の「大丈夫です」を。
面接時、目の前にみぃさんがいたのに、園長には実際にはみえてなかったようです。
あの方が見てたのは・・・お孫さんの姿だったのだな・・・。
詳しくはきけませんでしたし、これからもきけないけど・・・
お孫さん達・・・みぃほど順調ではなかったんだろうな・・・と思う。

さて、
私自身は、このまま入園に葛藤がないわけではなかったけど、選択肢はほとんどもうないし、
保育園のメンツと理事のもと園長先生のメンツとダンナの意向と・・・もあるし、
入園させることにして、私の気が変わらぬうちにと、入園書類をだしに行きました。

で、翌日の木曜日の午前中保育園に行く前にまず、幼稚園で園服の採寸もしてきましたよ。
(そして、その日の午後発熱でお呼び出し、だったというわけさ(T_T))
園服の採寸は、正規の日と違って、職員室で園服のサイズ合わせになったので、
見つめる園長先生の視線を感じつつ、保育士の方とやってたワタシの前で
当事者であるみぃは・・・
普段自ら履こうとしたことのない靴を履いてみようとしたり(しかもお手伝いはほぼいらなかった)
体操着のズボンをはいてみようとしたり(上げきれず、惜しい!だったが)
オイオイ・・・と思うほどのご披露してくれたよ・・・。なんか感づいてたのか?

その後の園長先生、なんか態度と言い方と表情が柔らかかった・・・。
それまでの表面的なのではなくて。

ん~、お孫さんについての予想は合ってるのかもと余計に思ったよ。
余計にきけないけどさ・・・。
なんか・・・人は人には見えないところで色々抱えてて、
それが関係なかった自分に関係してくることもある、というところでしょうか。

まぁ・・・園長の方はなんとなく同情もあってなんだか・・・ですが、
うちの妹が、あいつだけ嫌だったのよね、やっぱりかと評価してた主任だという保育士は・・・
たんなる「低出生体重児で誕生」という偏見で見て話しただけかよー!

採寸の日に職員室に入るときにすれ違ったけど、目も合わせなかったわー、あっちも。
ま、理事と園長の許可が出ての入園ですから、主任だろうが・・・どうでもいい存在だけどなー。
しかも担任はもたないそうだし。ほんとどうでもいいわ、である。

でも、園長がもし、この主任タイプだったら、超未ちゃんの入園って・・・なんですよね。
なので、この一件で今ただあの方に関係して思うのは、
これから幼少期のみぃの行く先で、ああいうタイプが密にかかわってこないことを願うだけ、ですわ。

以上、発熱前の我が家に吹き荒れた嵐の話でした。