保護したイングリッシュセターを自宅で飼うことが始まり、飼い主とその同居人はいろいろと困ったようだ。
飼い主は動物好きで過去にも犬や猫を飼っていたし、幼少のころの実家には馬車馬も居てこの馬に乗って良く遊んでいたと聞いたこともある。
この犬の素性は解らないが、人や他の犬猫などに対してとても温厚で怒るそぶりもない。家庭犬の躾は入っていないようで、尻を軽く叩けばお座りはするが、お手はしない。
この犬種は鳥猟犬として飼われることが多く、猫や鳩を見つけると狩猟体勢に入るらしいが、クーちゃんにはそんな行動は全く見られない。
庭の塀の隙間を見つけて外へ逃げ出すこともあり、塀の全ての隙間を塞ぐように金網を張ったりもした。
人が近くにいないとワンワンと吠え続ける。夜中も吠える。
これにはたいそう困り、ケージを人通りのない裏庭に置いてその中に犬を入れ、上から毛布を掛けたり、駐車場に古い軽自動車を置いてその中に入れたり、近所迷惑でもあるのであれこれ試行した。
いろいろと試してみても決め手はなく、遂に無駄吠え防止首輪を使用する事に。犬が吠えると首輪のタンクからシュッとガスが吹き出し、この風と臭いをいやがって吠えがとまるというツールである。
同じような構造で電極から電気が流れるタイプもある。高価なだけあって効果があり、首輪を付けているだけで無駄吠えが少なくなった。
飼い主宅は閑静な住宅街でもあり、このまま無駄吠えが止まなければ、ここで飼うことは出来ないと諦めかけていたそうだ。
庭でくつろぐQoo
次に困ったのが便が軟らかいことだ。餌は療養食なので変えるわけにもいかず、動物病院で貰った軟便止め薬を与え続けた。
そして、当初から体臭がきつく白い毛が黄色に染まったままで、この臭さがなかなかとれなかったのだが、月に2回ほどシャンプーをしている内にだんだんと良くなっていった。
自宅で飼い始めてすぐに名前はクーとつけられていたが、耳が聞こえないのだろうか呼んでも音がしても反応はしない。
知合いの訓練士に聞いたところ、「住処の環境が変わり犬も不安になるので夜泣きをする。慣れるまでには2~3ヶ月は掛かるだろう。訓練を入れることも出来るかもしれないが、年をとっているのなら時間が掛かるだろう。」とのことだった。
しばらく時間はかかりそうだが、根気よく付き合っていくしかないのだった。

