たまには真面目な話もします
”心のホームを失くした人”
ホームレスをそういう風に見たことがありますか?
私は一カ月前まで一度もありませんでした。
北九州市は、路上生活者が自立支援施設から自立できた自立率
そして、自立したあとその生活を継続している継続率
ともに90%以上です。
このご時世、9割がた、うまくいく。なんて話。。
なかなかないですよ
公共の自立支援センターがある都市で自立率20%台といえば
その数字の凄さを感じて頂けると思います。
注目すべきは国の役人さんも目を見張る
「NPO法人北九州ホームレス支援機構」の働き。
どうしようもない境遇から、家を手放すしかなく
”ハウス”レスになった人達
何かを「あきらめて」しまったからそうなった
「自己責任」と私は思っていました
「あきらめざるをえなかった」人
「自分が悪いせいだから親や周りの人に甘えられない」
という責任の取り方を選んだ人
心の拠りどころ、絆を失くし帰る場所がない”ホーム”レス
今、親もいて、実家もある、若い世代のホームレスが急増しています。
住むところがあれば、職が探せるという目的だけでなく
心の帰る場所、安心、平和な社会
心と心のつながりを思い出してもらうために作られた
物理的な困窮だけでなく
関係性の困窮もケアしていく「自立支援」の施設
そのNPO法人北九州ホームレス支援機構の協力のもと
福岡市東区多の津にこの春開所された「抱樸館福岡 」(ほうぼくかん)
心の「助けて」を聴くのがカウンセリングですが
私のカウンセリングへみえるお客さまは「助けて」が言える人です
もっと深刻なのは「助けて」が言えない人
そして、そんな心のホームレスは、予備軍も含めかなりいるというのです。
去年の自殺者と同じ数だけ、無縁仏として亡くなった方がいます。
主婦ホームレス、サラリーマンホームレス、お年寄りホームレス、高校生ホームレス・・・
そんな人たちも集えるような、地域の場にもしたいというのが
「抱樸館」館長さんのお考えのようです
私に出来ること
「支援」なんていうと気負いますが
今こちらの施設にパステル画を寄贈するプロジェクトに参加しています
パステル画を飾ってあると、心がほっとするそんな気持ちになってもらえたら・・
パステル描きたいって言う人には描いてもらったらいいよね
音楽会もいいんじゃない
などなど、たくさんのアイデアが出てきました
地域と施設をつなぐ
心と心をつなぐ
ご縁とご縁をつなぐ
そんな虹のような架け橋が
太陽の当たる場所、世界中にたくさん出来るといいな~と思っています
この活動はmiki個人のものでケイズ・カラープラングとは関係ありませんが
日記に書かせて頂いて感謝しています
5月30日(日)FBS報道ドキュメンタリー番組「目撃者F」25:45~
もうひとりにはしない~ホームレスの人生支援・北九州から
NPO法人北九州ホームレス支援機構の活動を見ることが出来ます
私の描いたパステル画
フラワーカードカウンセリングで使っている
お花のカードを描いてみました
ボロニアという名前のお花です
「自立し、独立しながらも、人間らしく生きる」
というメッセージがあります
miki