ずっと、書けなかった 

書くネタがないわけでも、尽きたわけでもない 

ただ、新しい恋をしてしまったから…

主人を亡くし、過去を振り返っていた時とは、明らかにちがう今の私。 


主人を亡くしたとき 

こんなに辛い思いは、もう二度としたくない!と思い悩んでいたけど 

一歩踏み出し、あたらしい恋にチャレンジしてみようかと…
先生と会いたくても、
保護者や生徒の目、
そして、
休みの日が違うこと、

時期的に年末は私も先生も忙しく、なかなか会うことが出来ませんでした。 

一方、彼とは同じ職場だった事もあり、いつの間にかお昼や帰りの時間を一緒に過ごすようになっていました。 

先生とはできなかった事が出来て
いつの間にか、彼といる心地よさを感じていました。 

彼が本当に好きだったのか? 

先生との空白を埋めたかっただけなのか…

今思えば、後者に近いものがあるかな?
旅行から帰ってまもなく、一人の男性から映画に誘われた。 

先生いるし無理だよ…

と、思いつつも 

映画は観たいなぁ…

と、悩んでいるときに、たまたま先生がお買物にきた 
『ねぇ。あの人が映画に誘ってくれた…』

『映画?行きたかったら、行って来たらいいよ』

『………?』

え?いいの? 

なんか、私が誰と行こうと興味も関心もないんだ…

18歳の私には、先生の心の中にある深いものを理解することなんで、出来なかった。

そして、映画の当日 

『セーラー服と機関銃』を観てお茶をしているとき 
今、付き合ってる人がいるけど…と映画に行くことを話したときの、先生の反応なんかを話して、相談しました。

彼は『僕ならそんな思いは絶対させない。守ると決めたら死ぬまで守る』

そう言いました。 

そんなふうに強く言われたのは始めてだったので、どこか新鮮な衝撃を受けました。