朝が好き、夜が嫌い。

朝陽と共に、気分も上がって、

夕陽と共に、沈んで行く。

そんな僕だから、陽が落ちる前に、目隠しするかのように、過去に引き摺り込まれないように、身体が心が太陽と一緒に沈んで行くのが怖くて、暗闇が広がる前に、大きな窓ガラスのカーテンを閉める。

一瞬で、一瞬で、

部屋のLED蛍光灯に僕は馴染んで行く。

こうやって一人で生きてきたから。

早めに、早めに、眠りにつく。


そして、迎えた翌朝。

よく眠れなかったせいか、関節が痛い。

気温は、昨日より10度くらい低いけれど、

小雨まじりの天気だから、湿度が高いのかも知れない。関節の痛みで湿度が分かるなんて変な身体だ。

気を持ち直して、暗めのうちから、カーテンレールにカーテンを一気に走らせて開く。

昇る朝陽と共に、僕の気分も上って行く。


いつもは、そうなるはずなのに、

今朝は、ちょっと違うみたいだ。


ちょっと、フラついて、椅子の脚にツマづいたり、移動しようとして、椅子をテーブルの角に引っ掛けて、自分の左足にブツかって、その勢いのまま、フローリングの床に落としたり、朝食用の納豆に付いてる醤油をブチまけたり。


こんな時、昔むかしの帯広出身の素朴な笑顔いっぱいの「かおるちゃん」が側にいて欲しいと思ってしまう。

一度も好きとか愛してるとか言われなかったけど、自分本位かも知れないけど一番僕を大切にしてくれた気がする。

美人ではないけど、可愛くて、

巨乳じゃないけど、抱きしめたくて、

年老いた今の君でも、会いたい。

年老いた今の僕を、見つめて欲しい。


「かおるちゃん」どうしてる?