当ブログの話題にはそぐわないですが、囲碁のコンピューターソフトのアルファ碁と韓国のプロのイ・セドル九段との対局は衝撃的でした。
イ・セドル九段は現在、世界最強と言ってもいいくらいの実力者、それがコンピューターに三連敗です。
最初はただ驚いただけですが、今日現在まででコンピューターが3連勝したとなると、恐怖感すら覚えます。
棋譜を見てみましたが、コンピューターの打ち手は、人間から見ると奇異に感じても、感心するようなすごい手は打っていないように思えます。
それなのに気がついたら勝ちになっているというのは、もはやコンピューターは、人間には見えない世界を見ているのでしょう。
イ・セドル九段も、アルファ碁にはかなわないと言ったとか。
将棋やチェスではすでに同様の状況になっていましたが、私が怖いと思うのは、今回のアルファ碁が、従来の対局ソフトとは決定的に違う事です。
ディープラーニングという、人間が関与せずに自己学習できる技術を用いているようなのです。
コンピューターが自ら考えて、進化していき、人間を圧倒するというのは、もはやSFの世界ではなくなりってしまいました。
以前、有名なホーキング博士が、人工知能の進化は人間を滅亡に追いやると言っていましたが、それが着々と現実のものになっているような気がします。