私はもともとはむしろ暑がりでしたが、年を重ねるにつれて冷え性になってきた気がします。

 考えてみると、どうも更年期のようです。

 更年期というと、女性にのみクローズアップされがちですが、男女ともにあります。

 ただ、男性の方は女性よりも症状がはっきりと現れないだけです。

 更年期障害の原因は、ホルモンバランスの崩れ。

 ホルモンといえば、男女とも、男性ホルモン、女性ホルモンの両方を出しています。

 ですが、若い頃は男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンが優勢となっています。

 それが、年をとってくるとどれも同じ程度になってしまい、体型も中性的になります。

 そして、ホルモンバランスの崩れにより、自律神経がうまく働かなくなり、それにより体調が不良となります。

 その中でも、特に血管関係の不調が辛いものです。

 手足など体の末端は冷えるのに頭や顔がのぼせる冷えのぼせとか、動悸、息切れ、また体の血流が低下することによる、肩こり、腰痛、頭痛など。


 さらに精神的にも変調をきたします。

 イライラや不安、記憶力の低下。

 何かをしなければならない時にも、それをする意欲が減退します。

 それに、思考の老化や意欲の減退により柔軟な考えもできなくなってきます。

 このような変化を、日本人は、枯れてきたといって
必ずしも悪いイメージは持ちませんが、最近ではそうも言っていられません。

 周囲の迷惑にもなりますし、少子高齢化が進む我が国にとっては社会的なマイナスも大きいです。

 これからの高齢化社会、高齢者も活躍することが求められています。



 更年期障害を避けるためには月並みですが、運動、栄養、休息が重要。

 ストレスをなくして、体にいいものを摂取しましょう。

 中年太りが気になるからといって野菜ばかりとるだけでなく、肉や魚などのタンパク質も重要です。

 脂肪なども含め、バランスよく食べるようにしましょう。

 それに、体を動かして若々しさを保つことも。



 あと、ここで特にお勧めしたいのが、自分の感情を刺激すること。

 起業とか、ギャンブル、恋愛等々。

 ちょっと、ギラギラした生臭い感じもしますが、気持ちから老化していくのを防ぎます。

 複雑で自主性の高いものほど良いです。

 家庭菜園など、「枯れた」趣味を持っている方でも、ちょっと直売所に売りに出してみようとか。

 こうした刺激を意識的に作り出して、更年期障害からの老化を防いでいきましょう。