だいぶ昔のことですが、もう時効になったと思い、投稿します。
長女は、電車通学。
自転車で最寄りの駅まで行きます。
雨の日は、親(私か妻)が駅まで自動車で送ります。
ある日も雨で、私が送りました。
いつものように駅まで到着して、長女が降りようとした時、あっと小さく声を上げました。
「忘れ物をした!」
体操服を家に忘れてきたらしいです。
「取りに帰って!」
私は、「次の電車で間に合う?」と聞くと、長女は「大丈夫、次は15分くらい先だから」
私「あっそう。駅から家まで10分もかからないから往復すると・・・(絶句)」
長女「大丈夫、大丈夫。急げば間に合うよ!」
ということで、急いでとりに帰りました。
車中では長女がさらに言います。
「家に着いたらお父さん、取ってきて」
「何で?自分が行けば?」
「だって、お母さんに見つかったらむちゃくちゃ怒り出すもん。」
「確かに(深く納得)。でも、お父さんでも同じだ。」
「だから、お母さんに私が忘れ物をしたと言わずに適当にごまかしてとってきて。
体操服はピアノの椅子の上に置いてあるから。」
「でも、お母さんは問い詰めるよ?」
「そこを、なんとかうまくやり過ごすのがお父さんの役目でしょ!」
「・・・(絶句)」
という車中のやり取りをしているうちに、家に到着。
静かに車を止めて、何食わぬ顔で家に入ります。
静かに車を止めて、何食わぬ顔で家に入ります。
すると、幸便にも妻は洗面所で歯磨きしているではないですか!
私は急遽、こそ泥モードに切り替え、抜き足差し足でピアノのある部屋まで行くと、長女の言った通り服がその上に。
それを持って再び車へ。
ふぅ、どうやら気づかれずに済んだようだ。
GJ、自分!
車では長女が首を長くして待っていました。
「早く!あと7分!」
しかし、急いで事故を起こしても仕方がありません。
いつもより1割増しくらいのスピードで、駅へ。
到着した時には、電車がちょうど到着しようとしていました。
長女は急いで降りて走って行きました。
それを見送りながら、どうやら間に合ったようだと思い、帰りの帰途に着きました。