最近、パソコンを相手に将棋とか囲碁ばかりしています。

 仕事中で疲れた時に、ついつい始めてしまいます。

 今年の夏頃からやるようになりました。

 原因は、夏の前半は異様な暑さ。

 パソコンに向かい合っても、ついついだらだらとしてしまいます。

 集中力がつかないまま、気晴らしに、と始めてしまいました。

 もっと中毒性の強い、ネットゲームなどもありそうですが、こちらは怖いので、近づかないようにしています。

 しかし、将棋でも十分時間を浪費してしまいます。

 そのため、仕事がますますはかどらないことに。

 だからと言って、一度ついてしまった習慣は、なかなかやめられません。

 これは、脳科学の面からも証明されつつあります。

 それによれば、習慣は、一連の操作をパタンとして記憶します。

 あるきっかけにより、そのパタンを実行する命令が脳から出て、その行動が行われます。

 私の例で言えば、パソコンを操作していて、ちょっと疲れたと感じたり、インターネットで検索していた時に広告に「将棋」という文字を見かけたりした時、指がついつい将棋ソフトを起動し、それをしてしまうことになります。

 さらに、一度できた習慣は消えません。

 従って、その習慣をやめたい時は、別の新たな習慣が上書きされなければなりません。

 しかし、何らかのきっかけがあると、元の習慣をまた繰り返すようになります。

 なかなか厄介です。


 悪い習慣をなくするには、上記の点からは、まずはきっかけとなる出来事をなくすることが考えられます。

 例えば、疲れないとか、将棋という文字を見ないようにするとか。

 やめたい習慣はいろいろあるでしょうから、この方法が有効な場合もあるでしょうが、今回の場合はちょっと無理。

 他には、習慣の上書きを積極的に作ること。

 パソコンで将棋をするかわりに、ちょっと席を立ってコーヒーを入れて飲むととか。

 こういった別の行為を毎日行って、新しい習慣を作ります。



 米国のベストセラー作家のオグマンディーノは、

「人間は習慣の奴隷である。何人もこの命令者には抗し得ない」

と言ったそうです。

 よい習慣をもつか、悪い習慣を持つかで、私たちのその後の生活は180度変わってきます。

 実りある豊かな人生にするために、良い習慣を作ってその奴隷となりましょう。