毎日、毎日、暑いとばかり言っています。
日中畑に行くのは自殺行為ですが、夕方行ってもやはり半自殺行為。
とはいえ、行かないわけにも行きません。
殺人光線のような西日に照らされながら、株際の草刈りを黙々としていると、遠くで太鼓の音が聞こえてきました。
小学校の校庭で夏祭りをしているようです。
この暑いのにご苦労なことです。
思えば、子供達が小さい頃は毎回連れて行っていました。
大汗をかきながら、夜店でタコ焼きを買って食べたり、金魚すくいをしたり。
昔は、やることが一杯あるのにお祭りで時間がとられて不満でしたが、それでもそれなりに楽しんでいました。
それがだんだんと子供達は親をそっちのけで友達と連れ立っていくようになり、そして今ではお祭りなど見向きもしないようになりました。
そうなると、今度は逆に久しぶりに行ってみたいものだと思うようになるのですから、人間は矛盾に満ちた存在のようです。
太鼓のリズムを聞いて昔を思い出しながら草刈りしていると、日が暮れて徐々に涼しくなってきました。
暑い一日も終わり、疲れが全身を覆ってきたところで、畑を後にしました。