寒い日が続きますね。

夏野菜を中心に作っていると、今の時期はあまりすることもないですね。

もう少ししたら、ナス科やウリ科の野菜の、種まきや育苗が始まります。

そこで、今回は種子の休眠と発芽に至るまでの様子を、夏野菜について見てみたいと思います。

まずは、前年の秋に果実が実り、種ができます。

この時点では普通は発芽しません。

休眠しています。

秋に発芽しても、そのあとの冬の寒さで枯死してしまうためです。

その後、春になって暖かくなります。

そのとき、水分やその他の条件が整えば、ようやく休眠から覚めて発芽できます。

しかし、運悪く環境が良くなければそのまま夏まで待つことになります。

その後、秋、冬が来て寒くなれば休眠から覚め、また発芽のチャンスを待ちます。

夏野菜の発芽までの道のりは、だいたいこんな感じになります。

では、このように発芽したり、休眠したりするのは何によってコントロールされるのでしょうか?

一つは環境、もう一つは種自身の状態によります。

環境としては、上に述べた通り、温度と水分の影響が大きいです。

他には、酸素や光もあります。

種の種類として、好光性種子と嫌光性種子、どちらでもない種子があります。

好光性種子は発芽に光が必要な種で、覆土を厚くしすぎると光が当たらず発芽しません。

その他、例えば二酸化炭素や土壌中のアンモニア、硝酸性窒素等々、いろんな条件で変化します。

環境面一つを取っても、とても多くの要因があります。

これだけでなく、種自身の状態もいろいろと影響します。

ざっと挙げると、植物ホルモンと種皮、種の中に蓄積されている養分等々となります。

以降、詳しくはこちらのページにアップしています。