少し古いニュースですが、テニス全米オープンの錦織選手、素晴らしい活躍でしたね。
我が家はあまりテニスには縁がないのですが、それでも家族でその話題でもちきりでしたす。
韓国でのアジア大会も多くの選手が活躍しています。
海外で日本人選手が活躍しているのをニュースで見ると、大変勇気づけられます。
ところで、少し古い調査なので今はどうか知りませんが、日本のサッカー選手は4~6月生まれの選手が多いそうです。
また、ドイツやブラジルでは8~10月生まれの選手が多いそうです。
どうしてなのか分かりますでしょうか?
その理由ですが、日本のユースサッカーの入団は、同一学年(4月生まれから次の年の3月生まれ)の子どもを対象にしています。
ドイツやブラジルでは毎年8月から次の年の7月。
そこで入団したプロのたまご達の中でも、早い月に生まれた子どもの方が、何ヶ月分かだけ成熟している分体格もいいし、上手いのだそうです。
そうすると、チームメイトとサッカーをする時に優位に立つことが出来て、それにより上達へのモチベーションも高まってさらに上手くなる、
という訳です。
こんな、ほんのちょっとした小さなきっかけで、プロになったりなれなかったりするのですね。
普通、プロのサッカー選手というと、ごく一部のすごい才能の持ち主がなるもの、と思いがちですが。
頭脳競技でも、面白い調査結果があります。
チェスのプレーヤーでトップレベルの選手とそこそこの選手、さほどでもない選手で対局中の脳波を調べてみました。
すると、そこそこの選手やさほどでもない選手では、脳の中の、想像力を発揮する部分をよく使っていたそうです。
これに対し、トッププレーヤーの場合は、脳の中の記憶力を発揮する部分をよく使っていたのです。
ついでに言うと、トッププレーヤーはチェスに関しては抜群の記憶力を持っていますが、普段の生活面での記憶力は一般人と同レベルです。
従って、このトッププレーヤーの記憶力は努力によって得られたということになります。
このような結果から、チェスでもサッカーでも才能は必要なく、努力次第でプロにもなれる、というといいすぎでしょうか?
普通は、努力も必要だが才能も必要、というのが一般的な考えと思われます。
ですが、実は、多くの人が考えている「才能が重要」ということを裏付ける科学的証拠はまだ見つかっていません。
小さい頃から神童と呼ばれた人も、実は早熟なだけだったかもしれないし、指導法が優れていただけかもしれません。
もし、そうであれば、私も含めた多くの鈍才にとっては勇気づけられる結論ですね。
自分でも頑張ればできるかも!という気持ちにさせられます。