我が家のご近所さんの長男の話ですが、某有名外大を卒業後、就職は地元でしたいといって帰ってきました。
しかし就職口がなく、現在就職浪人中です。
別のご近所の娘さんも高学歴で、やはり東京の有名国立女子大を卒業、地元で就職したいとかえってきました。
が、やはり就職先がなかなか見つからず、何とか公民館の事務員になりました。
一昔前だったら考えられませんね。
有名大学出身だからといって就職が安泰という時代はとうの昔に過ぎたみたいです。
その一方で、金沢工業大学のような大学もあります。
ここは、いわゆるエリート校ではないのですが、就職率が非常に高いことで有名です。
ここでは学生さんの教育のための色んな工夫をしているそうですが、その中でも特に学生さんがやる気をだすのは、ある効果的な授業があるためだそうです。
外部講師による、進路ガイドのための授業です。
半年間の授業で、フリーターがどんなに貧しいか、正社員と派遣社員でどれほど収入に差があるつくか、など手を変え品をかえ、恐怖心を植え付けるそうです。
その結果、他の大学の学生が遊んでいるのを尻目に、ここの学生さん達は一生懸命勉強して、立派な社会人として育っていくのだそうです。
危機感、緊張感が重要という訳ですね。
これは若い学生さんの話ですが、社会人になってからでも似たような話があります。
自己啓発のセミナーとか、コーチングもそうですが、無料で受けるのとお金をかけて受けるのでは、たとえ同じ講師の同じような内容でも、お金をかけた方が成果が出るそうです。
これは決して講師側が手を抜いているわけではなく、受ける側の人が、もとを取らなければ!という気持ちになるため真剣味が違ってくるのです。
先週は、中高年の人が脳の老化を防いでやる気を出す方法について考えていきましたが、上記の例のような、ちょっとカンフル剤的な方法もありますね。
恐怖心とか金銭を失うことへの不安は、行動を駆り立てるには非常に強い要因となります。
どうしても達成したい!ということがある時には、有効です。
今後、少子高齢化社会がどんどん進んでいく中で、中高年が今後とも第一線で活躍することが期待されます。
年をとったからとかいって、枯れていく暇はありません。
前回や今回紹介した内容も参考に、モチベーションを高くもって頑張っていきましょう!
(とは言ってもムリはしないでくださいね)