梅雨も明け、暑い日が続きます。

 この暑さは、かなり体力的にきついです。

 年のせいか、身体がついていきません。

 ところで、身体の方はさておいて、精神的には老化の始まりは40代とされています。

 それまでは、年を取るに従って、人間的には成長していきます。

 若い頃は、周囲と衝突ばかりしていた人が、久しぶりに会ったらすっかり丸くなっていたとか、よくある話ですね。

 しかし、40代から脳に変化が現れはじめます。

 脳が収縮していくそうです。

 恐ろしいことですね。

 ただし、脳が収縮したからといって、頭が悪くなるというわけではないそうです。

 そうではなく、感情が劣化します。

 例えば、物事に感動することが少なくなる、人の感情が理解できなくなる、わがままで怒りっぽくなる、意欲が減退する、等々。

 ひどい場合は、うつ病になったり痴呆になったりすることもあります。

 そこまでいかなくても、わがまま放題で何かと言うとすぐ威張り散らす人は多いですね。

 怒り始めると、暴走してしまう人も。

 そういえば、暴走老人という流行語もありました。

 余談ながら、最近は老人だけでなく、分別ざかりの中年層でもこういった人が多くなったらしいですね。

 理由は、科学技術の進歩です。

 暑さ寒さや空腹等の我慢が必要なくなったし、物質的にも満たされているためだそうです。

 であれば、老人はもっと激しくなるのも当然かも。


 しかし、こうした人ばかりでなく、年をとるにつれて輝いていく人もいます。

 ここで、輝くというのは、頭頂部の光沢度でなく、その人が内面的に輝くことを指します。

 輝いている人とそうでない人は、どんな違いがあるのでしょうか?

 それは、何か新しいこと、楽しいことを行っているかどうかが大きいようです。

 快楽を感じることにより脳が活性化され、老化が抑えられるそうです。

 昔から遊びと言えば、飲む、打つ、買う、というのがありますね。

 世間的にはあまり褒められたことではないかもしれませんが、人の迷惑にならないことであれば、むしろ積極的にやった方がよいようです。

 あと、金銭欲、性欲、権力欲、名誉欲等々、自分の欲望に忠実に生きることです。

 日本では、年をとると枯れた生活を送るのが一般的なライフスタイルとなっていますが、これでは老化を早めるだけです。

 そうではなく、自分が本当に楽しいと思えることに積極的にチャレンジするのです。

 これにより老化も防がれ、豊かで生き生きとした生活が送れることでしょう。