マーケティングを勉強したことのある人であれば、知らない人はいないというくらい有名な本に、ハイパワーマーケティングというのがあります。

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 ある少年が地面に1セントコインが落ちていたのを拾った

 それ以来、彼は地面ばかり見て歩くようになった

 その結果、生涯で何10ドルかを集めることが出来た。

 しかし、彼は見落としていたものもあった

 青い夕日、輝く太陽、周りの人の笑顔・・・
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 これは、何の寓意でしょう?

 商売の上で、細かい無駄を省いたり、事務手続きをしたりするのは重要です。

 しかし、それだけではダメです。

 より本質的な課題について、ダイナミックに新しい発想を元にビジネスを進めていかなければなりません。

 なぜ、こんなことを書くかというと、社会全体が官僚主義的な風潮が蔓延していると感じるからです。

 具体的な事例は挙げませんが、最近、些末な出来事を殊更に大きくあげつらう風潮が強いように感じます。

 日本の企業がせっかくいい技術を持っていても、全体的に競争力をなくしているのも、これが大きな一因ではないかと思います。

 私もどちらかというと、細かい性格なので気をつけたいと思います。