ワールドカップサッカー、準々決勝まできましたが、盛り上がっていますね。

 選手達のプレーを見ていると、どうやったらあんなに自在にボールを操れるのか不思議です。

 きっと、大変な努力を積み重ねているのでしょうね。

 あそこまでいかなくても、我々一般人も何かしらの自己実現を目指して勉強に励んだり努力している人は多いと思います。

 英語学習とか、何かの資格を取るとか、あるいは美容、健康などのために。

 ところで、人が何かを修得する時には、それができるまでに4段階の過程を経るとされています。

 最初の段階は、能力がないことを意識していない段階

 2番目は、能力がないことを意識している段階

 3番目は、能力があることを意識している段階

 4番目は、能力があることを意識していない段階

 このよい例が、自転車に乗ることです。

 最初は、自転車がどうとか、何も意識していなかったと思います。

 2番目は、何かのきっかけで自転車に乗りたいと思い、実際に乗る練習をして、何度も転んだりしながら努力している段階です。

 3番目は、ひょろひょろとぐらつきながらも、一生懸命集中していれば何とか自転車に乗れる段階です。

 そして4番目は、何にも考えずに自転車にスイスイと乗れる段階です。



 このモデルで着目すべきは、意識との関連で学習を順序づけていることです。

 すなわち、意識することは学習する上でとても重要な役割を担っていること、逆に言えば意識しないとなかなか学習の成果が出ないことを示しています。

 翻って考えてみて下さい。

 何かの勉強とかしたいと思って始めたけれども、そのうちにやるべきことが多すぎて、何から始めればいいか分からなくなった、

 それで結局上手くいかずにやめてしまった、

 とかいうことはありませんでしたか?

 私も、そんなことの繰り返しです。

 そこで、定期的に、やるべき事を全て書き出すようにしてみました。

 書き出すことで、やるべきことが意識できます。

 すると頭が整理されてモチベーションも上がり、何となく出来そうな気がしてきます。


 ある有名なコーチの言葉で、「われわれは意識していることに対しては選択し、コントロールすることが出来るが、意識していないことにはコントロールされる」

 というのがあります。

 もしも、勉強等で途中で挫折してしまいそうな時、その原因の一つとして、このような意識の問題があるかもしれません。

 その際には、このことを今一度思い出して、やるべきことを意識するだけで、再度チャレンジする気が起きるかも。