ここにきて、ようやく梅雨らしい天気になってきました。
それに伴い、雑草との戦いも熾烈を極めています。
今格闘しているのは、エノコログサやカヤやオヒシバなどなど。
そして、最も手強いのがメヒシバです。
メヒシバはほふく性と立性の両方の性質を兼ね備えています。
まわりに競争相手がいないときには、平面的に広がりながら、茎の節々で根をおろして広がります。
競争相手が近くにいて、受光のために高さが必要な時には、立ち上がって隙間から顔を出して受光し、いつの間には競争相手を圧倒しています。
さらに、環境に応じて性質を変えていく柔軟さも持っています。
畑地などで育ったメヒシバは、出穂が早く、種も小さく沢山できて、耕耘や草刈りされても繁殖できるように適応しています。
我が畑のメヒシバも、もう穂が出そうな勢いです。
しかし、栽培植物の近くに生えているので、手で取るしか方法がありません。
ちなみに、メヒシバは漢字で雌日芝と書き、雌のように細くてしなやかな日芝(日のよく当たるところに生える草)、オヒシバは雄のように太くて剛直な感じのする日芝という意味だそうです。
オヒシバの方が見た目は強そうに見えますが、一回駆除してしまえばそんなには気にならないです。
これに対して、メヒシバは取っても取っても生えてきます。
オスよりもメスの方が大きな顔をしているのは我が家と同じです。
そして、我が家のオスは毎年日芝のメスに敗れて、彼女らのいいように畑を独占されてしまうのです。