ダイズの種を購入して種まきしました

 いつもは在来種を植えていたのですが、今年はタネが足りなくなったため買わざるを得なくなりました。

 タネを買う時は、出来るだけ安いのを買うことにしています。

 高いのはF1とか放射線育種とか、手間がかかっているに違いない、との考えからです。



 私は在来種好きなのですが、これは昔読んだ本に感化されたからです。

 その本曰く、

「ミロのビーナスを再び作ることはできないが、イネやムギの品種も再び作ることはできない。

1本のムギ、1茎のイネは、その有用性のゆえに現在にも価値がある。それはもっとも価値の高い文化財である。」

(中尾佐助 栽培植物と農耕の起源 岩波新書 )

 だそうです。

 私が作っていた豆はご近所さんからもらった、品種名もわからない在来種です。

 この土地で長年育てられて、固定化したものだと思います。

 つまり、この土地の文化財です。

 この文化財を守って次世代に繋げるのが、私たち現役世代の役目だと思います。