製造途中の工業製品の管理をするのは、主に二通りのしかたがあります。

 一つは、工程管理で、もう一つは中間品管理です。

 農業でいえば、工程管理は肥料や農薬の投入、草刈りなど。

 中間品管理は、その作物の葉色や糖度、重量等などに相当します。

 これらを全て数値化し、時系列にそってグラフ化して管理するのが望ましいですが、人手も装置も十分ある場合でなければ、全てこなすわけにもいきません。

 とはいえ、代表的なものについては、中間品質管理をしたいです。

 工程管理しても気象条件や土壌条件により必ずしも一定のものが得られるとは限りませんが中間品質だと、健全に生育しているかどうかが分かります。

 そういった意味で、糖度計を生育管理に使う方法は非常に有効ではないかと期待しています。