先月、小学生の娘が無事卒業して、今は地元の中学校に通っています。

 それで、もうすぐ来るかな、と楽しみに待っているのが小学校の卒業アルバム。

 昔は卒業式の日にもらえたように思うのですが、最近は卒業後しばらく経ってから送られてくるようです。

 写真だけでなく、DVDなども入っていて、早く見たいです。

 とはいっても、我が家にはDVDプレーヤーはないのですが。



 ところで、卒業アルバムに関して、面白い調査をした人がいます。

 その人は、ある女子校の卒業アルバムの写真に着目しました。

 女学生達は数人を除いて、みんな笑っています。

 そして、笑っている人の中でも様々な笑い方をしています。

 心から笑っている人もいれば、作り笑いの人も。

 最近では、写真の目や口の形から、どの程度本心から笑っているかが分かるらしいです。

 それで、数10年前の卒業写真で、心から笑っている人と作り笑いの人、笑っていない人など、色んな人の現在の結婚生活の様子を聞き取り調査したそうです。

 その結果は、実に興味深いものでした。

 心から笑っている人は、幸せな結婚生活を送っている人が多く、そうでない人はさほど幸せな結婚生活を送っていなかったり、そもそも結婚していなかったりする人が多いそうです。

 へぇ~、

 私の妻のアルバムも見てみたいです!



 それはともかくとして、この話のオチとしては、「自分が幸福と感じていれば、実際に幸福になる」ということ。

 ですが、どんな出来事に際しても、ニコニコと笑っていましょう、と勧めている訳ではありません。

 そんなのは不自然ですし、無理があります。

 まあ、物事をポジティブに捉えることも重要ではありますが、今回はそれよりももっと積極的に、幸福と感じるようなことを行いましょうというご提案です。

 といっても、そんなに大それたことではありません。

 一つは、我を忘れるほど物事に集中して取り組むことです。

 これを、フロー体験といいます。

 フロー体験をすることは、それ自体が楽しくて幸福であるだけでなく、このような経験をするほど通常の生活でも、ポジティブな感情を持ちやすくなることが明らかにされています。

 また、フロー体験する内容は、難易度が適度に高く、自己成長を伴うものであれば、なおの事よいです。

 テレビゲーム等に熱中するのでも、フロー体験には該当しますが、人によっては「無駄な時間を費やしてしまった」とか、あとで後悔するかもしれません。

 逆に勉強とかスポーツでは、苦しい思いをするかもしれませんが、それでもその苦痛自体がフローとなることもあります。

 我慢して続けるうちに、徐々に頭や身体がついてきて、そうなると熱中して取り組め、充実感もひとしおとなりますね。



 あと、フロー体験以外では、将来に希望を持つことも重要です。

 どんな状況に陥っていても何とかなる、と気楽に思っているだけではだめです。

 楽観主義と悲観主義と比べて見ると分かりやすいですが、

 楽観主義は、将来こうすればうまくいく、と思って頑張る

 悲観主義は、将来こうしなければうまくいかない、と思って頑張る

 どちらもやるべき事をやることには変わりありませんが、その上で将来を楽観視することが肝要です。

 以上、前向きに熱中して取り組むことにより、充実した生活を送りましょう。