損失はより小さい表現、利益はより大きい表現をするのがコツです。
また、同じ内容であれば、損失よりも利益を全面に出します。
「この方法では、60%の確率で成功する」
というと相手はポジティブに捉えられますが、
「この方法では、40%の確率で失敗する」
というと、ネガティブに捉えられます。
以前、某首相が「最小不幸社会」と言っていましたが、あまり評判が良くなかったですね。
「最大幸福社会」というべきでした。
また、ポジティブな出来事は確実な方が好まれ、ネガティブな出来事は不確実な表現の方が好まれます。
例として
「5000円が5分の1の確率でもらえる」
というより、
「必ず1000円もらえる」
という方が好ましく感じます。
逆に、
「5000円が5分の1の確率で奪われる」
という方が、
「必ず1000円奪われる」
というよりまだマシと感じられます。
「月々たったの⚪︎⚪︎円」などというフレーズは何度も聞かされているので、わざとらしいとか、陳腐とか思うかもしれません。
でも、それだけ効果があるから、廃れずにずっと続いているのでしょう。
普段、友人やお客様に接する時に、こういったことを頭の片隅に入れて対応すれば、いい印象を持ってもらえるかもしれませんね。