だいぶ暖かくなりましたが、まだ朝は寒いです。

 布団から出るのが辛いですね。

 ウチの小学生の子供にとってもそうです。

 いつもは、小学校に行くのに、6時半に起床します。

 1時間ほどで食事や支度をして、7時半頃家を出ます。

 ところが、最近は起きるのが遅い。

 あんまり遅くなると、妻がイライラして起こします。

「もう、7時よ。早く起きなさい(怒)」

 実際は、6時40分を超えて少々、といったところなのですが。

 これに対し、子供の方は寝ぼけ眼で、「10分ほど余分に寝ただけ」と切り返します。

 二人の丁々発止のやり取りを見ながら、私は子供も知恵がついてきたな、と内心ひそかに思います。



「もうすぐ7時になる」と「10分ほど余分に寝ただけ」

 どちらも同じことを言っている(どちらも少しオーバー目ですが)のですが、言い方を変えると印象がガラリと変わります。

 これを、フレーミング効果といいます。

 別名、「モノは言いよう」。

 高額商品を月賦払いするときも「月々たったの⚪︎⚪︎円!」とかよく言いますね。

 そうすると、何となく安そうに見えます。

 損失はより小さい表現、利益はより大きい表現をするのがコツです。

 また、同じ内容であれば、損失よりも利益を全面に出します。

(続く)