ネタ切れ中につき、しつこく環境シンポジウムの話です。
岡山県の久米南町というところで棚田の保全のために活動されている、棚田米生産組合の西河明夫組合長の話をうかがいました。
棚田の管理は非常に大変です。
農地が狭いために大型機械は入れられないし、平地に比べ畦が広いぶん草刈りも大変です。
台風などで畦が決壊しようものなら、下流側みんなが被害を受けてしまいます。
こういったこともあり、耕作放棄地は増え、そうでないところも高齢化が進んでいます。
これに歯止めをかけ、棚田を生産の場として維持するために、平地の人にレジャーがてら棚田の管理を年間を通じて手伝ってもらう取り組みをしています。
また、地区との交流をとおして、棚田米のファン作りも進めています。
これにより、地域の人が外から見られている、という緊張感が生まれ、地域の活性化につながっているようです。
大変有意義な取り組みだ、と感動しました。