受験シーズンですね。

 私のおいも、今年は受験です。

 頑張って受かって欲しいです!
とか言いつつ、どこを受けるのか知らないのですが。

 思えば、私もン10年前に受験しました。

 一浪したのち、某大学に入学しました。

 落ちた直後は、それなりにショックなものです。

 一年間を無駄にするという喪失感、自分の能力に対する無力感、進学した人が先に進んでいくというあせり・・・

 ただし、そういった逆境も、あながち悪いものではありません。

 これに関して、PTGという概念があります。

 PTGとは心的な外傷を受けた後に成長することです。

 困難から立ち直って、その困難が起こる以前の状態まで回復する、というのではありません。

 困難が起こる以前の状態よりも、さらに進化するのです。

 自分は一生懸命頑張ったけれども、ダメだった・・・という事実に向き合うと、自分の弱さとか、甘さを認めざるを得ません。

 しかし、普段の生活の中では、自分の弱さや甘さを認めることは容易ではありません。

 それができるということは、強さを獲得したことにもなります。

 そして、自分の弱さを認めることにより、プライドとか色んな障害がなくなり、自己表現が素直にできるようにもなります。

 それが自分に対する信頼感や愛情をもたらします。

 さらに、その挫折した出来事や、ひいては人生の意味を考え直すきっかけにもなるかもしれません。

 自己を深く考え直すことなど、普通はしません。

 挫折したり傷ついたりした人は、自然にそれができるのです。



 何か新しいことをすると、失敗して大きな痛みを感じることもあるでしょう。

 よく、「失敗を次に行かせばいい」とか言われますが、どう生かせばいいか分からないかもしれません。

 でも大丈夫です。

 失敗することだけでも、自分の成長のきっかけになる、

 そう思えば新たなことにチャレンジもしやすいと思いませんか?