先週、味噌作りの話を一生懸命書きましたが、聞くところによると味噌の消費量は年々減っているようです。

 40年くらい前のほぼ半分くらいのようです。

 最近は、健康志向が高まっているのに味噌を使わないのは実に勿体ないことです。

 江戸時代では、味噌は「医者ごろし」と呼ばれるほど、健康にいいとされていました。

 もちろん、今でも味噌の効能はよく知られています。

 大豆の持つ蛋白質は必須アミノ酸がバランスよく含まれていますし、ビタミンB1、Eやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルなども豊富です。

 脂質も、必須脂肪酸であるαリノレン酸やリノール酸を多く含んでいます。

 ダイズイソフラボンと呼ばれる抗酸化物質も最近では有名ですね。

 味噌は、このようなダイズを発酵させることで、さらに健康増進効果が高まります。

 味噌の原料のダイズ自体、健康にいいですが、発酵によりさらに健康増進効果は高まります。

 ダイズに含まれていたアミノ酸やビタミンを増やすとともに、元々は含まれていなかったビタミン類も精製します。

 そして、体内への吸収効果も高めます。

 味噌の効能としては、ガン、心臓病、脳疾患、高血圧、骨粗鬆症、痴呆症、糖尿病等々実に多様です。

 さらには、放射線障害にも効果がある、とされています。

 ここまで書くと、ちょっと信じがたい、効能が沢山ありすぎて胡散臭い、と思われるかもしれません。


 私も、自分で実際に病気になって試した訳でもないので、本当かどうかわかりません。

 さらに、味噌は塩分が多いのが気になる、という方も多いのではないかとも思います。

 現在は、情報が氾濫しすぎていて、実際のところ、本当はどうなのかかえってわかりにくくなっています。

 自分の持っている知性や感性、理性を駆使して情報を取捨選択しましょう。